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トイレ掃除は、日々の生活を快適に保つ上で欠かせない家事の一つです。
しかし、こすっても落ちない頑固な汚れやどこをどう掃除すればいいかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。そんなトイレ掃除ですが、
・トイレが汚れる原因は?
・トイレ掃除のやり方についてZ
・注意点などはある?
と言う疑問を持つ方に向けて、今回はプロが教えるトイレ掃除方法を徹底解説しています。また、トイレ掃除をするのにあたってよくある質問や注意点などもまとめていますので興味がある方はぜひお読みください。
トイレ掃除の他にも水回りを清潔に保つことで、健康的に生活することが出来ます。

この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
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元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
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トイレが汚れる原因・種類

トイレの汚れは、見た目が同じように見えても、その原因は様々です。汚れの種類を正しく理解することが、効果的な掃除への第一歩となります。
原因に合わせた洗剤や掃除方法を選ばなければ、いくら時間をかけても汚れは落ちません。
代表的なトイレの汚れである【黄ばみ】と【黒ずみ】について、その正体と発生メカニズムを詳しく解説します。
便器の黄ばみ【尿石】
便器のフチや内側にこびりついた黄ばみの正体は、尿に含まれる尿酸やタンパク質などの成分が空気と触れることで結晶化し、固まった尿石です。
この尿石はアルカリ性の性質を持つため、通常の洗剤ではなかなか落ちず、放置するとどんどん固く、頑固な汚れになってしまいます。
一度付着すると、物理的にこすり取るだけでは除去が難しく、尿石の性質を理解した上で掃除を行う必要があります。
便器の黒ずみ【カビ】など

便器の水が溜まっている部分や、フチの裏側に発生する黒ずみの原因は、主にカビや雑菌です。トイレは湿気が多く、雑菌が繁殖しやすい環境であるため、これらの黒ずみが発生しやすくなります。
カビや雑菌は、汚れをエサにして増殖するため、放置すると臭いの原因にもなります。これらの汚れには殺菌・漂白効果のある洗剤が非常に効果的です。
便器の黄ばみの原因と効果的な掃除方法

便器の黄ばみ、つまり尿石は、そのアルカリ性の性質から、酸性の洗剤を使うことで効率的に除去できます。そこで、今回はプロの清掃業者が実践する、尿石を徹底的に落とすための具体的な手順と、必要な道具について詳しくご紹介します。
正しい方法で掃除すれば、諦めていた頑固な黄ばみもきれいに落とすことが可能です。
尿石掃除に必要な道具
尿石掃除には、以下の道具を準備しましょう。これらを揃えることで、より安全かつ効果的に掃除を進められます。特に、酸性洗剤を扱う際は、皮膚や目を保護するための道具が必須です。
- 酸性洗剤
- ゴム手袋、保護メガネ
- トイレブラシ、古い歯ブラシ
- 灯油ポンプやスポイト
- トイレットペーパー
\プロおすすめのトレイ用洗剤/
尿石を落とす手順
- 便器内の水を抜く
まず、灯油ポンプやスポイトを使って、便器の奥に溜まっている水をできるだけ抜き取ります。これにより、洗剤が薄まるのを防ぎ、効果を高めることができます。 - 洗剤をかける
黄ばみが気になる部分に酸性洗剤をかけます。頑固な汚れにはトイレットペーパーを貼り付け、その上から洗剤をかけると、洗剤が留まりやすくなります。 - つけ置きする
洗剤をかけてから30分~1時間ほど放置します。この間に洗剤が尿石を分解します。 - ブラシでこすり洗い
つけ置き後、トイレブラシや古い歯ブラシで黄ばみをこすり落とします。 - 水を流す
最後に水を流して、汚れと洗剤を洗い流します。
便器の黒ずみの原因と効果的な掃除方法

便器の黒ずみは、湿度の高い環境で繁殖するカビや雑菌が原因です。これらの汚れには、殺菌効果のある塩素系漂白剤が有効です。
黒ずみをきれいに除去するための具体的な手順と、必要な道具について詳しくご紹介します。
黒ずみ掃除に必要な道具
黒ずみ掃除には、以下の道具を準備しましょう。特に、塩素系漂白剤を扱う際は、酸性洗剤との混合に注意し、換気を十分に行うことが大切です。
- 塩素系漂白剤
- ゴム手袋、保護メガネ
- トイレットペーパー
黒ずみを落とす手順
- 便器内の水を抜く
黄ばみ掃除と同様に、便器の水を抜いておきましょう。これにより、洗剤が薄まるのを防ぎます。 - 洗剤をかける
黒ずみが気になる部分に塩素系漂白剤をかけます。酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に混ぜないでください。 - つけ置きする
30分~1時間ほど放置します。塩素系漂白剤がカビや雑菌を分解し、漂白してくれます。 - 水を流す
最後に水を流して完了です。擦る必要がないため、便器を傷つけずに掃除することができます。
【プロ愛用】トイレ掃除をする上でおすすめする製品3選

トイレ掃除を効率的に、そして徹底的に行うためには、適切な道具選びが非常に重要です。ここでは、プロの清掃業者も愛用する、おすすめの掃除製品を3つご紹介します。これらのアイテムを使いこなすことで、日々の掃除が格段に楽になり、より清潔なトイレを保つことができます。
ドメスト 500ml 2本パック トイレ用洗剤
ドメストは、高い殺菌効果を持つ塩素系洗剤で、便器の黒ずみや雑菌の除去に非常に優れています。粘度が高い液体なので、便器のフチ裏など、汚れが気になる部分に密着しやすく、効果的に作用します。
また、洗浄だけでなく、除菌・消臭効果もあるため、これ一本でトイレの衛生を保つことができます。
スクラビングバブル流せるトイレブラシ
この製品は、洗剤が内蔵された使い捨てのブラシが特徴です。ブラシ部分を交換できるため、非常に衛生的です。
また、強力な洗浄成分と特殊な形状のブラシが、便器のフチ裏の汚れもきれいに落とします。使用後はそのままトイレに流せるため、後処理も簡単です。
トイレを清潔に保つためのコツ・方法

トイレの汚れは、放置するほど落としにくくなります。頑固な汚れをつけないためには、日々のちょっとしたケアが大切です。ここでは、掃除の負担を減らし、常に清潔なトイレを保つための具体的なコツ・方法をご紹介します。これを実践することで、大掛かりな掃除の頻度を減らし、きれいな状態を維持できるようになります。
簡単な汚れをためない
日々の簡単なお手入れを習慣にすることで、汚れが定着するのを防げます。使用後のついで拭きや、1日1回の軽いブラシ掃除は、尿石や黒ずみの発生を未然に防ぐのに効果的です。また、便器内に貼るスタンプ式洗浄剤も、日々の汚れを予防するのに非常に役立ちます。
定期的な掃除
日々の掃除に加えて、週に一度はしっかりとした掃除を行いましょう。便器のフチ裏やウォシュレットノズルなど、見えにくい部分の汚れをチェックし、換気を徹底することで、カビや雑菌の繁殖を防ぐことができます。これにより、トイレを隅々まで清潔に保つことができます。
【絶対NG!】トイレ掃除をするうえで注意を払うべきポイント3選

トイレ掃除は、ただ汚れを落とせばいいというわけではありません。誤った方法で掃除をすると、便器を傷つけたり、健康を害したりするリスクがあります。
安全かつ効果的にトイレをきれいにするために、絶対に避けるべき3つのNG行動を解説します。これを守ることで、トラブルなく掃除を終えられます。
混ぜるな危険!塩素系と酸性の洗剤を混ぜて使うこと
塩素系漂白剤(カビキラーなど)と酸性洗剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生し、大変危険です。これらを同時に使うことは絶対に避け、もし両方使いたい場合は、一方の洗剤を使った後に、十分に水で洗い流してから、もう一方の洗剤を使うようにしましょう。
研磨剤入りのスポンジやたわしでこすること

メラミンスポンジや硬い研磨剤入りのたわしで便器をゴシゴシこすると、目に見えない無数の傷がつき、かえって汚れが定着しやすい状態になってしまいます。汚れの種類に合わせた洗剤を使い、洗剤の力で汚れを分解するのが最も効果的です。
汚れが広がる!便器掃除用のブラシを使い回すこと
便器内を掃除した後のブラシは雑菌が付着したままになっています。そのブラシをフチの裏や便座など、別の場所の掃除に使い回すと、汚れや雑菌を広げてしまうことになります。また、濡れたままのブラシをしまうと、雑菌が繁殖しやすくなるため、掃除後はよく乾燥させてから保管しましょう。
【要確認】トイレ掃除の頻度はどれくらいがベスト?

トイレ掃除の最適な頻度は、使用頻度や家族の人数によって異なりますが、一般的には、日々の軽い掃除と、定期的なしっかり掃除を組み合わせるのが理想的です。
トイレを常に清潔に保つための効果的な掃除頻度について、具体的に解説します。自分のライフスタイルに合わせた掃除プランを立てる参考にしてください。
軽い掃除の頻度
トイレを常にきれいに保つためには、毎日の「軽い掃除」が最も重要です。大掃除は大変ですが、この軽い掃除を習慣化するだけで、頑固な汚れがこびりつくのを防ぎ、結果的に掃除の手間を大幅に減らすことができます。
所要時間も5分から10分程度なので、隙間時間に掃除することができます。
- 使用後のついで拭き
用を足した後にトイレットペーパーやトイレ用クリーナーを使い、便座や床をサッと拭きましょう。これにより、尿ハネやホコリが定着するのを防ぎます。 - 1日1回のブラシ掃除
トイレを使用した際に、水を流すついでにトイレブラシで便器内を軽くこすりましょう。尿石の元となる成分が固まるのを防ぐことができます。 - スタンプ式洗浄剤の活用
便器にスタンプするだけで、水を流すたびに洗浄・防汚成分が広がり、汚れが付きにくくなります。日々の掃除の負担を減らす便利グッズとして活用しましょう。
しっかり掃除の頻度
毎日掃除をしていても、見えない部分には汚れが溜まっていきます。週に一度はしっかり掃除を行い、便器のフチ裏や床、壁、ドアノブなども拭き掃除をしましょう。
- 便器内の水の抜き取り
まず、便器の奥に溜まっている封水をスポイトや灯油ポンプで抜き取ります。
これにより、洗剤が薄まるのを防ぎ、汚れに直接作用させることができます。 - 便器内・フチ裏の掃除
黄ばみが気になる場合は、酸性洗剤を便器全体にかけ、特に汚れのひどい部分にトイレットペーパーを貼り付けて洗剤を浸透させます。 - 便座・フタ・床・壁の拭き掃除
トイレ用クリーナーをスプレーしたぞうきんや使い捨てシートで、便座、フタ、床、壁、ドアノブを拭き掃除します。
念入り掃除の頻度
月に一度は、念入りな掃除で徹底的に汚れをリセットしましょう。ウォシュレットノズルやタンク周り、排水管など、普段手が届きにくい部分の掃除を行います。
これにより、トイレの衛生状態を根本から改善できます。
トイレ掃除に関してのよくある質問

トイレ掃除を行う上で、【これはどうすればいいの?】【他の家ではどうしているの?】といった疑問は尽きないものです。
トイレ掃除に関してよく寄せられる質問にお答えします。これらの疑問を解消することで、より効果的かつ安全に掃除を進められます。
便器の黄ばみと黒ずみには、同じ洗剤を使っても大丈夫ですか?
汚れの性質が異なるため、それぞれに合った洗剤を使うのが効果的です。黄ばみには酸性の洗剤、黒ずみには塩素系漂白剤が適しています。ただし、塩素系と酸性の洗剤は絶対に混ぜないでください。有毒ガスが発生し、大変危険です。
臭いが気になります。どうすればいいですか?

臭いの主な原因は尿ハネ、カビ、雑菌です。便座のフチ裏や便器と床の隙間など、見えにくい部分を念入りに掃除し、換気を徹底して湿気を溜めないようにしましょう。
便器を傷つけずに汚れを落とす方法はありますか?
研磨剤入りの硬いスポンジやたわしは便器を傷つける原因となります。洗剤の力で汚れを分解し、ブラシで優しくこすり洗いするのが基本です。
頑固な汚れには、洗剤をかけた後にトイレットペーパーを貼り付け、長時間放置するつけ置きが非常に効果的です。
まとめ

この記事では、トイレの汚れの原因と種類から、具体的な掃除方法、おすすめのアイテム、注意点、そして掃除の頻度まで、トイレ掃除に関するあらゆる情報を網羅的に解説しました。トイレ掃除は、正しい知識と方法で行えば、決して難しいものではありません。
この記事を参考に、ご自身のトイレを清潔で快適な空間に保ち、日々の生活をより豊かにしてください。