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【掃除機で掃除しているのに、なんだか吸引力が落ちてきた】
【掃除機から嫌なニオイがする】
掃除機は、家をきれいにするための頼もしいパートナーですが、お手入れを怠るとその性能はどんどん低下してしまいます。
・なぜお手入れが必要なのか?
・正しい掃除機のお手入れ方法が知りたい!
・注意点などはある?
と言う疑問を持つ方に向けて、今回は掃除機のお手入れ方法について分かりやすく紹介していきます。また、寿命が縮むNG行為やお手入れをする際の注意点などもまとめていますので興味がる方はぜひお読みください。
この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
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元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
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なぜお手入れが必要なのか?

家の中をきれいに保つために欠かせない掃除機。しかし、毎日のように使っている掃除機自体が、実は汚れやニオイの原因になっていることをご存知でしょうか?
【最近、掃除機の吸引力が弱くなった気がする】・【掃除機をかけると嫌なニオイがする】と感じるようになったら、それはお手入れのサインです。

吸引力が落ちる原因は?
掃除機の吸引力低下は、多くの人が抱える悩みです。新品の時はあれほどパワフルだったのに、使い続けるうちに徐々に性能が落ちていくように感じるのはなぜでしょうか。
その主な原因は、空気の流れが妨げられることにあります。
- 紙パック・ダストカップの満杯状態
ゴミが溜まりすぎると、吸引力が低下します。ゴミ捨てのサインが表示されていなくても、吸い込みが弱いと感じたら確認しましょう。 - フィルターの目詰まり
掃除機が吸い込んだホコリやハウスダストがフィルターに付着し、空気の通り道を塞ぎます。目に見えない小さなホコリでも、フィルターに絡みつくと空気抵抗が大きくなり、吸引力が落ちます。 - ノズルやホースの詰まり
大きなゴミや髪の毛、糸くずなどがノズルやホースに詰まると、空気の流れが完全に止まってしまいます。
掃除機から嫌なニオイがする理由

掃除機をかけるたびに、ツンとしたカビのようなニオイや、何とも言えない不快なニオイが広がる経験はありませんか? このニオイの正体は、掃除機内部に潜む雑菌やカビ、そして腐敗したゴミです。
湿った食べかすや、ペットの毛、髪の毛などが紙パックやダストカップに溜まると、そこで菌が繁殖しやすくなります。
フィルターの目詰まりが引き起こす弊害
掃除機において、フィルターは非常に重要な役割を担っています。フィルターは、掃除機が吸い込んだホコリやハウスダストをろ過し、きれいな空気を排出するための最後の砦です。
しかし、このフィルターが目詰まりを起こすと、単に吸引力が落ちるだけでなく、私たちの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
【タイプ別!】正しい掃除機のお手入れ方法

掃除機にはさまざまな種類があり、それぞれお手入れ方法も異なります。正しい方法を知らずに手入れをしてしまうと、かえって故障の原因になったり、十分な効果が得られなかったりすることがあります。
代表的な掃除機のタイプ別に、プロも実践する正しいお手入れ方法を具体的に解説します。
キャニスター型掃除機

キャニスター型掃除機は、本体を床に置いてホースを引いて使うタイプで、高い吸引力が特徴です。このタイプは、紙パック式とサイクロン式の2種類に大別され、それぞれお手入れの仕方が大きく異なります。
\プロおすすめのサイクロン式掃除機/
【紙パック式】
- 本体のフタを開け、古い紙パックを取り出します。
- 新しい紙パックを正しい向きでセットします。
- フタをしっかり閉めて完了です。
フィルターのお手入れは、紙パックを交換する際に一緒にチェックしましょう。
付いたホコリやゴミを、ブラシやハケなどで優しく払い落とします。水洗いできるタイプもありますので、取扱説明書を確認してください。
【サイクロン式】
サイクロン式は、溜まったゴミを都度捨てられるのが特徴です。
- ダストカップとフィルターを取り外し、水洗いできるタイプか確認します。
- ぬるま湯と中性洗剤で丁寧に洗い、しっかりと汚れを落とします。
- 完全に乾燥させてから本体に戻しましょう。
スティック型・コードレス掃除機

スティック型やコードレス掃除機は、その手軽さから多くの家庭で普及しています。軽量で持ち運びやすく、さっと使いたい時に便利ですが、その分、バッテリーやヘッドブラシのメンテナンスが非常に重要です。
\プロおすすめのコードレス掃除機/
ダストカップとフィルターのお手入れ
- ゴミ捨て
掃除が終わるたびに、ダストカップのゴミを捨てる習慣をつけましょう。 - 水洗い
ダストカップとフィルターは、水洗いできるタイプが多いです。取扱説明書を確認し、水洗い可能であれば、月に1回程度、ぬるま湯で洗いましょう。
ヘッドブラシのお手入れ
- 絡まった髪の毛の除去
ヘッドブラシに髪の毛やペットの毛が絡まると、回転が悪くなり、ゴミをかき集める力が弱まります。ハサミやカッターを使って丁寧に絡みを取り除きましょう。 - ブラシの掃除
ヘッドブラシは取り外せるものがほとんどです。取り外して、細かいホコリをブラシや掃除機で吸い取ることで、より清潔に保てます。
ロボット掃除機

全自動で床をきれいにしてくれるロボット掃除機ですが、その性能を最大限に引き出すには、やはり定期的にお手入れをしてあげる必要があります。ロボット掃除機のお手入れで特に重要なのは、センサーとブラシ、そしてダストボックスです。
ダストボックスのお手入れ
- ダストボックスを本体から取り外します。
- ゴミ箱の上でゴミを捨て、ホコリを拭き取ります。
- 水洗いできるタイプであれば、完全に乾かしてから本体に戻します。
ブラシ・サイドブラシのお手入れ
- 絡まったゴミの除去
メインブラシには髪の毛や糸くずが絡まりやすいです。定期的に取り外し、ハサミなどを使って絡まったゴミを取り除きましょう。 - サイドブラシの清掃
サイドブラシにもホコリや髪の毛が絡まります。こちらも取り外せる場合は取り外して掃除し、取り付け直す際に緩みがないか確認してください。
掃除機をお手入れする際の注意点

掃除機のお手入れは、ただ汚れを落とせば良いというものではありません。正しい手順を踏まないと、かえって故障の原因になったり、思わぬ事故につながったりすることがあります。
掃除機を安全かつ効果的にお手入れするために、必ず守るべき注意点を解説します。お手入れを始める前に、これから紹介するポイントを頭に入れておくことで、掃除機を傷めることなく、安心して作業を進めることができるでしょう。
必ず電源・コンセントを抜く

掃除機のお手入れを始める前には、必ず電源を切り、コンセントを抜いてください。 これは最も基本的なことですが、見落とされがちな非常に重要な注意点です。電源が入ったままお手入れを始めてしまうと、誤ってスイッチに触れてしまい、突然掃除機が動き出すといった事故につながる可能性があります。
特に、ヘッドブラシに絡まった髪の毛を取り除く作業などは、回転部分に指を挟まれるなど、思わぬ怪我を負う危険性があります。
手袋やマスクを着用する

掃除機の中には、目に見えないホコリやハウスダスト、カビなどが大量に潜んでいます。お手入れをする際にこれらを直接吸い込んでしまうと、アレルギー症状を引き起こしたり、健康を害したりするリスクがあります。
そのため、お手入れの際には必ず手袋やマスクを着用しましょう。 手袋をすることで、手荒れを防ぐだけでなく、掃除機内部の汚れた部分に直接触れることを避け、衛生的にお手入れができます。
掃除機の寿命を縮めるNG行為3選

掃除機は、日々の掃除に欠かせない頼れるパートナーですが、使い方を誤ると寿命を大幅に縮めてしまうことがあります。
何気なくやってしまいがちな行動が、実は掃除機に大きな負担をかけているのです。
掃除機の性能低下や故障につながる可能性のあるNG行為を3つご紹介します。
水や液体を吸い込む
掃除機は乾いたゴミを吸い取るためのものです。水や牛乳、ジュースなどの液体を吸い込むことは絶対に避けてください。 掃除機内部に液体が入ると、モーターがショートして故障の原因になったり、感電の危険性があります。
また、内部に水分が残るとカビや雑菌が繁殖しやすくなり、不快なニオイや衛生上の問題を引き起こします。
尖ったものやガラスの破片を吸い込む

尖ったものやガラスの破片を吸い込むことも、掃除機の故障につながるNG行為の一つです。これらの硬い物体は、紙パックやダストカップに穴を開けたり、内部のフィルターを傷つけたりする可能性があります。
また、ホースやノズルに詰まってしまうと、吸引力が著しく低下したり、無理に動かすことで掃除機本体が破損したりする原因となります。
熱い灰やタバコの吸い殻を吸い込む
暖炉の灰やタバコの吸い殻など、熱を持ったものを掃除機で吸い取ることは絶対にやめてください。 熱いものを吸い込むと、掃除機内部に溜まったホコリやゴミに引火し、火災につながる非常に高いリスクがあります。
熱いものは、完全に冷めてから処理するか、専用の火消し壺などを使用しましょう。掃除機は便利な家電ですが、その使い方を誤ると大きな事故につながる可能性があることを常に念頭に置いておきましょう。
【プロが徹底する!】掃除機を長持ちさせる使い方

掃除機を長く、快適に使い続けるためには、お手入れだけでなく、日々の使い方にも少しの工夫が必要です。
掃除のプロは、単に掃除機をかけるだけでなく、その前後の準備や、掃除機を選ぶ段階から、掃除機を長持ちさせるためのポイントを意識しています。
誰もが簡単に実践できる、掃除機を長持ちさせるための使い方をご紹介します。
掃除機をかける前にひと工夫!
効率的かつ掃除機に負担をかけない掃除のコツは、掃除機をかける前のひと工夫にあります。床に落ちている大きなゴミや、絡まりやすい髪の毛などは、事前に手で拾うか、ホウキでサッと掃いておきましょう。
これにより、掃除機が不要なものを吸い込むリスクを減らすことができます。また、掃除機をかける部屋を整理整頓しておくことも重要です。
吸引力が高いだけじゃダメ! 掃除機の選び方
掃除機を選ぶ際、多くの人は吸引力の強さを重視しがちです。もちろん吸引力は大切ですが、掃除機を長く使うためには、お手入れのしやすさも同様に重要なポイントとなります。
例えば、フィルターやダストカップが簡単に取り外せて水洗いできるか、ヘッドブラシがワンタッチで外せるかなど、メンテナンスのしやすさを事前に確認しておくことが賢明です。
【掃除機のお手入れ】に関してのよくある質問

掃除機のお手入れは、多くの人が疑問や不安を抱くテーマです。ここでは、掃除機のお手入れに関して特に多く寄せられる質問に、専門的な視点からお答えします。
このFAQを通じて、あなたの掃除機のお手入れに対する疑問を解消し、より自信を持ってお手入れできるように記載しています。
Q1. 掃除機から嫌なニオイがするのですが、どうすればいいですか?
A1. 掃除機から嫌なニオイがする場合、主な原因は内部に溜まったゴミやカビです。
まず、紙パックやダストカップのゴミを捨ててください。 紙パック式の場合は、新しいものに交換しましょう。次に、フィルターを掃除します。 水洗い可能なフィルターであれば、中性洗剤を使って丁寧に洗い、完全に乾燥させます。
水洗い不可の場合は、ブラシなどでホコリを払い落としましょう。また、ヘッドブラシやホース内に食べかすなどが詰まっていないか確認し、詰まりを取り除くことも効果的です。
Q2. フィルターはどのくらいの頻度で掃除すべきですか?
A2. フィルターのお手入れ頻度は、掃除機の使用頻度やフィルターの種類によって異なりますが、月に1回程度の掃除を推奨します。
特に、ペットを飼っているご家庭や、アレルギーを持つ方がいる場合は、よりこまめな掃除が必要です。フィルターの汚れがひどくなると、吸引力が低下するだけでなく、排気からホコリがまき散らされる原因にもなります。
定期的な掃除を習慣化することで、掃除機の性能を維持し、衛生的にも良い状態を保つことができます。
Q3. サイクロン式のダストカップは水洗いしても大丈夫ですか?
A3. はい、水洗いが可能なタイプであれば大丈夫です。
ただし、お手入れの際に最も重要なのは、完全に乾燥させることです。生乾きのままダストカップやフィルターを本体に戻してしまうと、残った水分がカビや雑菌を繁殖させ、不快なニオイの原因となったり、故障につながったりする可能性があります。
水洗い後は、風通しの良い場所で数時間から1日かけて、しっかりと乾燥させてから本体に戻しましょう。取扱説明書をよく確認し、水洗いが許可されているか、また乾燥方法についても確認しておくと安心です。
まとめ

掃除機は、私たちの生活を快適にするための重要な家電です。しかし、お手入れを怠ってしまうと、本来の性能を発揮できなくなるだけでなく、健康を害するリスクや、故障の原因につながることがあります。
この記事でご紹介したように、掃除機のタイプに合わせた正しいお手入れ方法を実践し、日々の使い方にも少しの工夫を加えることで、あなたの掃除機はより長く快適に使い続けることができます。