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洗面台にこびりついた白いウロコ状の汚れなど身近に潜む水垢は、どんな家庭にも潜むものです。
ゴシゴシこすってもなかなか落ちず、掃除をあきらめてしまった人もいるのではないでしょうか。そんな洗面台の水垢ですが、
・水垢の正体が知りたい!
・プロが実践!頑固な水垢をスッキリ落とす掃除方法は?Z
・洗面台の水垢に対してよくある質問も聞いてみたい!
と言う疑問を持つ方に向けて、今回は洗面台に潜む水垢の掃除方法を徹底解説しています。また、水垢の正体やよくある質問なども分かりやすくまとめていますので興味がある方はぜひお読みください。
この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
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元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
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水垢の正体を知ろう!洗面台に発生する原因

洗面台にできる白いウロコ状の汚れは、水道水に含まれるミネラルが原因で発生します。これらの成分は水が蒸発すると白い結晶となり、洗面台の表面にこびりつきます。
この水垢はアルカリ性の性質を持っているため、一般的な中性洗剤でこすってもなかなか落ちません。
水垢を根本から分解するには、このアルカリ性を中和する酸性の力が必要になります。
プロが実践!頑固な水垢をスッキリ落とす掃除方法

水垢をきれいに落とすには、そのアルカリ性を中和する酸性のアイテムを使うことが最も効果的です。ここでは、ご家庭で手軽に実践できる方法を2つご紹介します。これらの方法を使えば、長年放置してしまった頑固な水垢もきれいに落とすことが可能です。
洗面所の他にも水垢が目立つお風呂場について下記で詳しく記載していますので是非お読みください。

クエン酸パックで水垢を浮かせて落とす

クエン酸は、水垢のアルカリ性を中和するのに非常に効果的な酸性の洗浄剤です。キッチンペーパーとラップでパックすることで、クエン酸がじっくりと水垢に浸透し、頑固な汚れを浮かせることができます。
準備するもの
- クエン酸スプレー (水200mlにクエン酸小さじ1を溶かしたもの)
- キッチンペーパー
- ラップ
- 歯ブラシまたはスポンジ
- ゴム手袋 (肌が弱い方や長時間作業する方におすすめ)
手順
- スプレーで湿らせる
水垢が気になる部分に、クエン酸スプレーをまんべんなく吹きかけます。 - パックする
クエン酸スプレーを吹きかけた上から、キッチンペーパーを貼り付けます。 - さらに湿らせる
キッチンペーパーの上から、さらにクエン酸スプレーをたっぷり吹きかけ、全体を湿らせます。 - ラップでフタをする
乾燥を防ぐために、その上からラップでしっかりと覆います。 - 放置: 30分から1時間ほど
そのまま放置します。クエン酸が水垢にじっくりと浸透するのを待ちます。 - こすり落とす
ラップとキッチンペーパーを剥がし、柔らかくなった水垢を歯ブラシやスポンジで優しくこすり落とします。 - 洗い流す
最後に水でしっかりと洗い流し、乾いた布で水気を拭き取って完了です。
ポイント
長く放置しすぎると、かえって素材を傷める原因になることもあるため、放置時間は長くても1時間程度にしましょう。
もし一度で落ちなくても、何度か繰り返すことで効果が高まります。
重曹とクエン酸の合わせ技で、さらにピカピカに

クエン酸だけでは落ちないザラザラした水垢や、ちょっとした黒ずみには、重曹をプラスした合わせ技が効果的です。
重曹の持つ研磨効果と、クエン酸の分解作用が合わさることで、洗面台の汚れを根こそぎ落とすことができます。

準備するもの
- 重曹
- クエン酸スプレー
- 歯ブラシまたはスポンジ
- ゴム手袋
\プロがおすすめするクエン酸/
手順
- 重曹を振りかける
水垢が気になる部分に、重曹を直接振りかけます。重曹は粉末のまま使うことで、研磨剤としての効果を発揮します。 - クエン酸スプレーを吹きかける
その上からクエン酸スプレーを吹きかけます。すると、化学反応でシュワシュワと泡が発生します。この泡が汚れを浮かせる手助けをしてくれます。 - こすり洗い
泡が落ち着いたら、歯ブラシやスポンジで優しくこすり洗いします。重曹の粒子が、水垢や汚れを削り取るように作用します。 - 洗い流す
最後に水でしっかりと洗い流し、乾いた布で水気を拭き取って完了です。
ポイント
重曹とクエン酸を混ぜてすぐにこすらず、泡がしっかりと発生してからこすり始めるのがコツです。泡の力で汚れが浮き上がり、より少ない力で汚れを落とすことができます。
水垢をつけない!効果的な予防法3選

水垢の掃除は手間がかかるものですが、日頃から簡単な予防策を実践することで、その手間を大幅に減らすことができます。ここでは、すぐに始められる効果的な予防法を3つご紹介します。これらの習慣を身につければ、もう頑固な水垢に悩まされることはなくなるでしょう。
使い終わったら拭くを習慣に
水垢は、水道水が蒸発することで発生します。そのため、水が残らないようにすることが最も効果的な予防策です。
洗顔や手洗いなどで洗面台を使った後、乾いたタオルやマイクロファイバークロスでサッと水滴を拭き取る習慣をつけるだけで、水垢の付着を劇的に減らすことができます。
撥水コーティングで水滴を弾く

洗面ボウル全体にフッ素系の撥水スプレーを吹き付けておくのも有効です。撥水コーティングを施しておくと、水の流れが良くなり、水滴が溜まりにくくなります。
効果は数週間から数ヶ月持続するため、定期的にスプレーし直すことで、綺麗な状態を長く保つことができます。
定期的な軽めの掃除を心がける
週に一度は、スポンジに中性洗剤をつけて軽くこするだけでも、水垢が蓄積するのを防ぐことができます。また、水垢がまだ軽いうちにクエン酸スプレーを吹き付けて拭き取るだけでも十分な効果があります。日々のちょっとした心がけが、頑固な汚れに発展するのを防ぐことにつながります。
洗面台でトラブルが起きやすい場所

洗面台は、毎日使う場所だからこそ、様々なトラブルが発生しやすい場所でもあります。特に注意が必要な場所を把握しておくことで、大きなトラブルに発展する前に対処することができます。
以下に示す場所を定期的にチェックして、異変がないか確認する習慣をつけましょう。
蛇口の付け根
蛇口の付け根は、水が溜まりやすく、水垢やカビが非常に発生しやすい場所です。また、この部分から水がにじみ出て、洗面台のキャビネット内に水漏れを起こすケースも少なくありません。
パッキンの劣化などが原因の場合が多いため、水垢の掃除と同時に、水漏れがないかも確認するようにしましょう。
排水口とオーバーフロー穴

排水口は、石鹸カスや髪の毛などが流れ込みやすく、詰まりやぬめり、悪臭の主な原因となります。また、洗面ボウルの上部にあるオーバーフロー穴も、普段掃除が行き届かないため、カビやぬめり、悪臭が発生しやすい場所です。
定期的に専用のブラシなどで掃除することで、衛生的な状態を保つことができます。
洗面ボウルと壁の継ぎ目

洗面ボウルと壁の隙間を埋めるコーキング部分は、湿気がこもりやすく、黒カビの温床になりがちです。また、経年劣化でひび割れたり剥がれたりすると、そこから水が浸入し、内部の建材を腐食させる原因にもなります。
カビが見られる場合は、カビ取り剤で除去し、ひび割れがある場合は、DIYで補修することも可能です。
洗面台を掃除する上でおすすめする製品3選

市販されている洗面台用の製品の中には、掃除の手間を減らしたり、頑固な汚れを効率よく落としたりするのに役立つものがたくさんあります。
専門家もおすすめする製品を3つご紹介します。これらの製品をうまく活用することで、日々の掃除がぐっと楽になります。
1.洗面台の防汚コート 280ml
この防汚コートは、洗面台の表面に薄い膜を作り、汚れや水垢の付着を防止する効果があります。特に撥水性が高く、水を弾いてくれるため、洗面台を使った後の拭き取りが非常に楽になります。一度コーティングすれば、効果は数ヶ月持続するため、日々の掃除の手間を大幅に減らしたい方におすすめです。
2.おまかせください 洗面台 除菌 2枚入
この除菌シートは、洗面台を拭くだけで、カビや菌の繁殖を抑える効果があります。洗面ボウルや蛇口はもちろん、排水口の周りなど、菌が繁殖しやすい場所をサッと拭くだけで、衛生的な状態を保つことができます。忙しくて毎日掃除ができない方でも、手軽に除菌ができる便利なアイテムです。
3.【日本製】洗面台クリーナー 2個
このクリーナーは、水垢や石鹸カスを効果的に除去するために開発された専用の洗剤です。スプレータイプで使いやすく、汚れに直接吹き付けて数分置くだけで、汚れが浮き上がってきます。クエン酸などでも落ちない頑固な汚れにも効果を発揮するため、徹底的にきれいにしたい方におすすめです。
業者を呼ぶ必要がある症状

ご自身でできる対策を試しても改善が見られない場合や、水垢以外の深刻な問題が発生している場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。以下のような症状が見られる場合は、迷わずプロの力を借りましょう。
蛇口や排水口周りからの水漏れ
洗面台の蛇口の根元や排水管から水が漏れている場合、パッキンの劣化や配管の破損が考えられます。放置すると洗面台下のキャビネット内部が腐食したり、カビが発生したりするため、早急な修理が必要です。ご自身での修理は難しいため、専門の水道業者に依頼するのが最も安全です。
蛇口や排水溝に関しても記載している記事をピックアップしました。業者を呼ぶ前に一度確認してみてはいかがでしょうか。

排水の流れが明らかに悪い

掃除をしても排水の流れが改善されない、または頻繁に詰まる場合は、配管の奥で大きな詰まりが発生している可能性があります。髪の毛や石鹸カス、油汚れなどが複雑に絡み合っている場合、ご家庭の道具では対処しきれません。専用の機材を持った業者に高圧洗浄などを依頼するのが最も確実です。
カビやぬめりが頑固で落ちない
洗面台の継ぎ目やコーキング部分に深く根を張ってしまったカビは、市販の洗剤では落としきれないことが多いです。見た目が悪いだけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあるため、専門業者による徹底的なカビ除去クリーニングを検討しましょう。プロの技術と薬剤を使えば、根深いカビもきれいに除去できます。
洗面台の水垢に対してよくある質問

洗面台の水垢掃除について、多くの方から寄せられる質問にお答えします。正しい知識を持っておくことで、無駄な手間を省き、洗面台を傷つけることなく、効果的に掃除することができます。ぜひ、掃除の参考にしてください。
Q1. 歯磨き粉で水垢は落ちますか?
歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、軽度の水垢であれば物理的にこすり落とすことが可能です。ただし、強くこすりすぎると洗面台の表面に細かい傷をつけてしまう可能性があるため注意が必要です。また、歯磨き粉は水垢の原因であるミネラル分を分解する効果はないため、時間が経った頑固な水垢には効果が薄いことが多いです。
Q2. お酢でも代用できますか?
はい、可能です。お酢はクエン酸と同様に酸性であるため、水垢を中和する効果が期待できます。ただし、お酢には独特の匂いがあるため、使用後はしっかりと水で洗い流し、換気を十分に行うようにしてください。また、お酢の種類によっては色がついてしまう可能性もあるため、特に注意が必要です。
Q3. 毎日掃除するのが面倒です。何か良い方法はありますか?
毎日ゴシゴシ掃除する必要はありません。最も効果的なのは、使用後に洗面台に残った水滴を拭き取ることです。マイクロファイバークロスなどを洗面台の近くに置いておき、サッと一拭きする習慣をつけるだけで、水垢の付着を劇的に防ぐことができます。
手間をかけずに綺麗な状態を保つことができますよ。
まとめ

洗面台の水垢は、水道水のミネラルが原因のアルカリ性の汚れです。この頑固な水垢には、酸性のクエン酸が非常に効果的です。
この記事で紹介したクエン酸パックや重曹との合わせ技を試して、ぜひ洗面台をピカピカにしてください。
そして、日々の簡単な予防策を習慣にすれば、もう頑固な水垢に悩まされることはありません。日々の少しの心がけで、いつでも気持ちの良い洗面台を保つことができます。