※当ページのリンクには広告が含まれています。商品リンクには新品在庫がない場合、中古のものも記載しています。
玄関は家の顔であり、毎日家族が出入りする大切な場所。
いつもきれいにしておきたいけれど、どこから手をつければいいかわからない・汚れがなかなか落ちないと悩んでいる方も少なくありません。そんな玄関掃除ですが、
・玄関が汚れる理由は?
・効率的な掃除方法が知りたい!Z
・注意点などはある?
と言う疑問を持つ方に向けて、今回は玄関の掃除方法を徹底解説していきます。また、玄関掃除で気を付けていただきたいポイントやよくある質問に関してもQ&A形式で返答していますので興味がる方はぜひお読みください。
また、玄関やベランダは、近隣住民の迷惑になってしまう場合があるので、しっかりとした掃除手順を身につけましょう。

この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
-
元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
最新の投稿
玄関が汚れる原因

玄関は家の顔であり、私たちが毎日必ず通る場所ですが、気が付くと砂や埃、泥などで汚れが溜まっているものです。なぜこんなにも玄関は汚れやすいのでしょうか。その原因を知ることは、効果的な掃除や予防につながります。
- 砂・泥
靴の裏に付着した砂や土が、玄関のたたきに落ちて蓄積されます。 - 花粉・黄砂
風に乗って飛んできた花粉や黄砂などの細かな粒子が、ドアを開閉するたびに玄関に入り込み、床に溜まります。 - アスファルトの油分
靴底に付着したアスファルトのタールや油分が、黒っぽいシミとして残ることがあります。 - 排気ガス・カビ
換気が悪いと、外からの排気ガスがこもったり、湿気でカビやコケが発生しやすくなります。
原因について
玄関の汚れの最大の原因は、外部から持ち込まれる土埃や砂、泥です。靴の裏に付着したこれらが、玄関のたたきに落ちて蓄積されていきます。特に雨の日は、泥汚れとしてこびりつき、乾燥すると固着して落ちにくくなります。
また、最悪の場合以下のようなことが起こる可能性があります。
- 建材の劣化
砂や泥が原因で、玄関ドアや下駄箱の蝶番が摩耗したり、カビでタイルの目地が劣化したりすることがあります。修理に高額な費用がかかることも。 - 衛生問題
玄関の汚れは、そのまま室内に持ち込まれ、ハウスダストの原因になることも。
このように、玄関の汚れの原因は意外とシンプルです。
原因を理解し、日々の掃除や予防を心がけることで、きれいな玄関を保ちやすくなります。
放置するとお金がかかる!?
玄関の汚れを放置すると、単なる見た目の問題では済まなくなります。まず、溜まった砂や埃が原因で、玄関ドアや下駄箱が摩耗し、開閉がスムーズにいかなくなることがあります。
また、カビやコケを放置すると、建材の劣化を早め、タイルの剥がれやひび割れにつながることがあります。
掃除を始める前に揃えておきたい道具

玄関掃除を始める前に、適切な道具を揃えておくことで、作業効率は格段に上がります。しかし、特別な道具を買い揃える必要はありません。
多くの場合、家庭にあるものや、100円ショップなどで手軽に手に入るアイテムで十分です。
玄関掃除を効率的に行うための必須アイテムと、持っていると便利なアイテムをリストアップしました。
- ほうき、ちりとり
- デッキブラシ
- 古タオルや雑巾
- バケツ
- 洗剤
\プロおすすめのほうき/
専門家が教える効率的な掃除手順

玄関掃除は、ただ闇雲に始めるのではなく、正しい手順を踏むことで見違えるほどきれいになります。専門家が行う掃除は、単に汚れを落とすだけでなく、次に汚れが付着しにくくするための工夫が随所に凝らされています。
プロが実践している玄関掃除の効率的な手順を、5つのステップに分けて具体的に解説します。
\プロおすすめの洗剤/
【ステップ1】全てのものをどかす
掃除を始める前に、まず下駄箱の上にある小物や傘立て、段ボールなど、床にあるものをすべて玄関の外に出します。何もない状態にすることで、隅々まで掃除しやすくなりますし、掃除中に物が邪魔になることもありません。
このとき、靴は下駄箱の中にしまうか、玄関の外に移動させましょう。
- 下駄箱の上にある小物や雑貨、傘立て、段ボール、自転車など移動させましょう。
- 靴は下駄箱にしまうか、一時的に室内に移動させます。
- このとき、普段動かさない大きなものも動かしてみると、その下に溜まった汚れを発見できます。
【ステップ2】砂や埃を掃き出す

掃除の基本は【上から下へ、奥から手前へ】。まずはほうきとちりとりを使い、玄関のたたきに溜まった砂や埃をきれいに掃き出します。
特に、下駄箱の下やドアの溝、たたきの隅など、見落としがちな場所も忘れずに掃き出しましょう。
- 【上から下へ、奥から手前へ】の原則を意識する
玄関ドアの内側から、たたきの奥に向かって掃き、最後に玄関の外へ向かって集めていくと効率的です。 - 下駄箱の下や隅っこにも注意
普段見落としがちな場所にも、砂や埃は溜まっています。ほうきの柄を使って、隅々までしっかり掃き出しましょう。 - 毛先の硬いほうきがおすすめ
玄関用のほうきは、毛先が硬く、砂や小石をしっかりかき出せるタイプが適しています。
このステップで、目に見える大きな汚れを徹底的に取り除くことが、次の水洗いとブラッシングを効果的に行うための鍵となります。
【ステップ3】水洗いとブラッシング
ほうきで大きな砂や埃を取り除いたら、いよいよ水洗いとブラッシングで汚れを本格的に落としていきます。この工程が、たたきの黒ずみやこびりついた汚れをきれいにするための鍵となります。
- 水で汚れを浮かせる
まず、玄関のたたき全体に水をまき、表面の汚れを十分に濡らします。乾燥した状態のままだと、汚れがこびりついて落ちにくいことがあるため、このひと手間が大切です。 - 洗剤とブラシでこすり洗い
バケツに水を張り、食器用の中性洗剤を数滴入れて薄めます。デッキブラシに洗剤水をつけ、たたき全体をゴシゴシとこすり洗いします。 - ポイント
タイルの目地やコンクリートの溝など、汚れがたまりやすい部分は特に念入りにブラッシングしましょう。円を描くようにブラシを動かすと、汚れが効率よくかき出せます。
【ステップ4】泡や汚れを洗い流す
デッキブラシで汚れをかき出した後は、きれいに洗い流すことが大切です。このステップを怠ると、せっかく落とした汚れが再び玄関にこびりついてしまいます。
- 玄関の外に向かって水を流す
バケツに入れた水を流す、またはホースを使うなどして、玄関の奥から手前に向かって水を流し、汚れを玄関の外に押し出すイメージで洗い流しましょう。 - 泡が残らないように
洗剤を使った場合は、泡が残らないようにしっかりと洗い流してください。泡が残ると、それが乾いてベタつきや汚れの原因になることがあります。 - 水を使いすぎない
大量の水を一気に流すと、近隣に水が流れてしまったり、排水口が詰まったりする可能性があります。少しずつ水を流し、汚れをかき出しながら洗い流すようにしましょう。
【ステップ5】水分を拭き取る

最後に、古タオルや雑巾を使ってたたきに残った水分をしっかり拭き取ります。水分が残っていると、カビやコケの原因になるため、完全に乾かすことが大切です。天気の良い日は、風通しを良くして自然乾燥させるのも良いでしょう。
もう困らない!玄関の頑固な汚れ撃退法

通常の掃除ではなかなか落ちない頑固な汚れに直面することは、誰にでもあります。特に玄関は、外からの汚れがダイレクトに持ち込まれるため、さまざまな種類の汚れが複合的に付着しています。
玄関に特有の頑固な汚れである黒ずみ・泥汚れとカビ・コケに焦点を当て、それぞれの汚れの原因と、効果的な撃退方法を専門的な視点から解説します。
黒ずみ・泥汚れ
タイルの目地やコンクリートについた黒ずみや泥汚れには、重曹ペーストが効果的です。重曹には研磨作用と消臭効果があり、汚れを物理的に削り落とすことができます。
重曹に少量の水を加えてペースト状にし、汚れに塗って数分置いた後、ブラシでこすり洗いします。汚れがひどい場合は、キッチン用の中性洗剤を混ぜて使うとより効果的です。
カビ・コケ
風通しが悪く湿気がこもりやすい玄関には、カビやコケが発生することがあります。カビ・コケには、酸素系漂白剤がおすすめです。
40〜60℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、スプレーボトルに入れてカビやコケに吹きかけてしばらく放置した後、ブラシでこすり洗いします。塩素系漂白剤は強力ですが、素材を傷める可能性や刺激臭があるため、まずは酸素系漂白剤から試してみましょう。
玄関掃除をする上での注意点

玄関掃除を安全かつ効果的に行うためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。間違った方法で掃除をしてしまうと、建材を傷つけたり、思わぬ事故につながったりする可能性があります。
玄関掃除をする上で特に気をつけたい3つのポイントを解説します。
玄関の素材に合わせた掃除方法を選ぶ
玄関のたたきに使われている素材は、タイル、コンクリート、天然石など様々です。素材によっては、酸性の洗剤やアルカリ性の洗剤が使えない場合があります。
例えば、天然石に酸性洗剤を使うと、光沢が失われる可能性があります。目立たない場所で少量の洗剤を試すパッチテストを行うことで、素材を傷めるリスクを避けましょう。
掃除中の安全対策
水を使って掃除をする際は、滑って転倒する危険があります。滑り止めのついた靴を履く、あるいは、滑りにくい場所から掃除を始めるなどの工夫をしましょう。
また、洗剤を使用する際は、手荒れを防ぐためにゴム手袋を着用し、換気を十分に行うようにしてください。
住宅トラブル
掃除中に、玄関ドアや壁にブラシがぶつかって傷をつけてしまうことがあります。特に、頑固な汚れを落とすために力を入れる際は注意が必要です。
また、大量の水を流すと、排水溝が詰まったり、隣家に水が流れてしまう可能性もあります。水を流す際は、少量ずつ行い、詰まりがないか確認しながら作業を進めましょう。
玄関を綺麗に保つためのコツ

玄関掃除は、一度きれいにしたら終わりではありません。常にきれいな状態をキープするためには、日々のちょっとした心がけが大切です。
玄関のきれいを長持ちさせるための簡単なコツを2つ紹介します。これらの習慣を生活に取り入れることで、大掃除の手間を減らすことができ、いつでも気持ちの良い玄関を保つことができます。
毎日5分のちょこっと掃除
帰宅時や出かける前に、玄関に置いてあるほうきとちりとりで、サッと砂や埃を掃き出す習慣をつけましょう。たった5分程度の作業ですが、これを毎日行うだけで、汚れが蓄積するのを防ぐことができます。
靴は下駄箱にしまう
脱いだ靴をそのままにしておくと、散らかって見えるだけでなく、埃が溜まりやすくなります。靴は脱いだらすぐに下駄箱にしまうことを徹底しましょう。下駄箱の中も定期的に掃除し、風通しを良くしておくことで、カビの発生を防ぐことにもつながります。
玄関掃除に関してのよくある質問

玄関掃除に関する疑問や不安は、多くの人が抱えているものです。ここでは、玄関掃除に関して特によく寄せられる質問に、専門的な視点からお答えします。これらのQ&Aを通じて、あなたの玄関掃除に対する疑問が解消され、より効果的に、そして安心して掃除に取り組めるようになることを目指します。
掃除の頻度はどのくらいが適切?
理想的な掃除の頻度は、毎日、週に一度、月に一度の3つのサイクルで考えるのがおすすめです。
- 毎日:ほうきで砂や埃をサッと掃き出す【ちょこっと掃除】
- 週に一度:固く絞った雑巾で水拭きする【簡単掃除】
- 月に一度:デッキブラシと洗剤を使った【しっかり掃除】
タイルやコンクリートなど、素材別の掃除方法はある?
はい、素材によって最適な掃除方法が異なります。
- タイルの目地:重曹ペーストや酸素系漂白剤が効果的です。
- コンクリート:高圧洗浄機を使用すると、効率的に汚れを落とせます。
- 天然石:中性洗剤を使用し、柔らかいブラシで優しく洗いましょう。
洗剤は何を使えばいい?
基本的には、家庭にある中性洗剤(食器用洗剤)で十分です。
頑固な汚れには、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダや重曹が効果的です。カビやコケには、酸素系漂白剤を使いましょう。酸性の洗剤は、コンクリートや天然石を傷める可能性があるため、使用には注意が必要です。
掃除道具の収納はどうすればいい?
掃除道具は、玄関に置いておくことで「ちょこっと掃除」が習慣化しやすくなります。しかし、見た目が気になる場合は、下駄箱の空きスペースや、壁にフックを取り付けて吊るすなどの工夫をすることで、スッキリと収納できます。
最後に

玄関掃除は、単に汚れを落とすだけでなく、日々の生活を気持ちよくスタートするための大切な習慣です。この記事でご紹介した方法を参考に、あなたの玄関がいつもきれいに保たれることを願っています。 もし、玄関掃除についてさらに知りたいことや、この記事では解決できなかった疑問があれば、いつでもご質問ください。