※当ページのリンクには広告が含まれています。商品リンクには新品在庫がない場合、中古のものも記載しています。
【ホコリがすぐに溜まってしまう…】
【掃除をしてもすぐに元通り…】
ホコリは空気中に舞う小さなチリや繊維の集まりで、放置するとアレルギーの原因になったり、家電製品の故障につながったりすることもあります。
しかし、ホコリ取りはただ闇雲に掃除機をかけるだけでは不十分です。そんなホコリ取りですが、
・ホコリの正体と原因は?
・正しいホコリ取り手順が知りたい!Z
・業者を呼ぶ必要がある症状・状態は?
と言う疑問を持つ方に向けて、今回は効率的なホコリ取り方法を徹底解説していきます。また、ホコリの正体と原因や業者を呼ぶ症状も記載していますので興味がある方はぜひお読みください。
この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
-
元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
最新の投稿
ホコリの正体と原因

ホコリはどこからともなく湧いてくる厄介なものだと思っていませんか?実は、ホコリは私たちが日常生活を送る中で必ず発生するものであり、その正体と原因を理解することで、より効果的な対策が可能になります。ホコリの性質を知ることが、掃除の第一歩となります。
ホコリが発生する原因
ホコリは、様々な要因が絡み合って発生します。その主な原因は、私たちの生活そのものにあります。例えば、衣服や寝具の摩擦、歩行による繊維の摩耗、さらには窓の開閉による外部からの侵入など、日常のあらゆる行動がホコリの発生に繋がっています。
また、空気の流れが滞ることでホコリが特定の場所に留まり、蓄積しやすくなることも原因の一つです。
ホコリの成分と主な発生源

ホコリは単一の物質ではなく、様々なものが混ざり合った集合体です。その約8割は、衣類や布団、カーペットなどから出る繊維くずだと言われています。
また、屋外から持ち込まれる花粉や土、砂、そして室内で発生するダニの死骸やフン、カビの胞子などが混ざり合っています。
特にダニの死骸やフンはアレルギーの原因となるため、注意が必要です。これらの成分は、私たちの健康に影響を及ぼす可能性があるため、定期的な掃除が不可欠です。
正しいホコリ取り手順【ステップ3】

闇雲に掃除を始めていませんか?効率よく、そして徹底的にホコリを取り除くためには、正しい手順を守ることが不可欠です。ホコリを舞い上げずに確実に回収する、プロも実践する上から下への3ステップをご紹介します。
【ステップ1】ホコリを舞い上げないように取る
まず最初に行うべきは、ホコリを空気中に舞い上げずに床へ落とすことです。この段階で掃除機をかけると、排気によってホコリが空気中に拡散し、せっかく掃除してもすぐに積もる原因になってしまいます。
ホコリを効率的に集めるための具体的な手順は以下の通りです。
- 高い場所から低い場所へ
部屋の最も高い場所から掃除を始め、棚の上、家電、そして床へと進んでいきます。これにより、ホコリが一度掃除した場所に再び降り積もるのを防ぎます。 - 静電気を利用する
マイクロファイバークロスやハンディモップなど、静電気でホコリを吸着するアイテムを使用します。これらのアイテムはホコリを絡め取るため、舞い上げることがありません。 - 優しく拭き取る
力を入れずに、なでるように優しく拭き取ることが重要です。強く擦るとホコリが散らばったり、表面に押し付けてしまったりするため、あくまでホコリを「絡め取る」イメージで扱いましょう。
この最初のステップを丁寧に行うことで、ホコリが効率的に床に集められ、次の掃除機がけが格段に楽になります。
以下の記事を参考にすると、部屋全体のホコリを取る事ができますので是非参考にしてみてください。

【ステップ2】床に落ちたホコリを回収
ステップ1で床に落としたホコリを、いよいよ掃除機で回収します。この時、ただ闇雲に掃除機をかけるのではなく、以下のポイントを押さえることで、ホコリの取り残しを防ぎ、効率よく掃除ができます。
- ゆっくりと丁寧に動かす
掃除機の排気はホコリを舞い上げる原因となります。ホコリを再び空気中に拡散させないために、掃除機はゆっくりと時間をかけて動かしましょう。 - ノズルの種類を使い分ける
床は広いタイプのノズルで効率よく掃除し、部屋の隅や巾木(はばき)の隙間、家具の脚周りなどは、ブラシ付きの細いノズルに付け替えて丁寧に吸い取ります。 - フィルターのメンテナンス
掃除機本体のフィルターにホコリが詰まっていると、吸引力が低下します。定期的にフィルターを掃除したり、掃除機の性能を最大限に活かし、ホコリをしっかり吸い取ることができます。
このステップを丁寧に行うことで、床のホコリを徹底的に除去し、次の拭き掃除の効果を高めることができます。
【ステップ3】仕上げの拭き掃除
ホコリを吸い取った後は、水拭きやウェットタイプのシートで仕上げを行います。掃除機だけでは取り切れない小さなホコリや、床にこびりついた汚れ、皮脂などのベタつきを拭き取ることで、より清潔な状態を保つことができます。
- 水拭きまたはウェットシートを使用
掃除機の後、水で濡らして固く絞った雑巾や、市販のウェットシートを使って床を拭きます。これにより、静電気で再びホコリが付着するのを防ぐことができます。また、フローリングの場合は、専用のクリーナーを使用すると、床を保護し、ツヤを出す効果も期待できます。 - 床の木目に沿って拭く
フローリングの床を拭く際は、木目に沿って拭くように心がけましょう。木目に逆らって拭くと、溝に汚れが入り込んでしまうことがあります。また、拭き残しを防ぐため、部屋の奥から手前に向かって拭いていくと効率的です。 - 定期的な拭き掃除を習慣に
毎日すべての部屋を拭くのが難しい場合は、特に人の出入りが多いリビングやダイニング、水回りの床だけでも定期的に拭く習慣をつけましょう。これにより、ホコリや汚れの蓄積を防ぎ、いつでも気持ちの良い空間を保つことができます。
【場所別】ホコリ取りのテクニック

ホコリは場所によって付き方や性質が異なります。そのため、場所ごとに最適な掃除方法を使い分けることが、効率的なホコリ取りの鍵となります。ここでは、特にホコリが溜まりやすい場所のテクニックをご紹介します。
家具・家電のホコリ取り
テレビやパソコンの画面は静電気を帯びやすく、ホコリを吸着しやすいため、専用のマイクロファイバークロスで優しく拭き取ります。力を入れすぎると傷の原因になるため注意が必要です。また、本棚や棚の上は、ホコリが積もりやすい場所です。
テレビ・パソコン画面のホコリ取り
- 画面は傷つきやすいため、専用のマイクロファイバークロスを使います。
- クロスを軽く湿らせて固く絞るか、専用のクリーニングスプレーを少量吹き付けてから、優しくなでるように拭き取ります。
- 静電気防止スプレーを吹き付けておくと、ホコリの再付着を抑える効果も期待できます。
本棚・棚の上のホコリ取り
- ハンディモップを使って、棚の上や本の天面を上から下へと優しくホコリを払い落とします。
- ホコリが舞い上がらないように、ゆっくりと動かすのがポイントです。
- その後、ウェットシートや水拭きで仕上げ拭きをすることで、細かいホコリや汚れをしっかり除去できます。
複雑な形状の家電のホコリ取り
- エアコンや扇風機など、凹凸が多い家電は、ハンディモップや掃除機のブラシノズルを使って、ホコリを丁寧に吸い取ります。
- 隙間やフィルター部分は、古い歯ブラシや綿棒を使うと、細かい部分のホコリもかき出しやすくなります。
- 無理に分解しようとせず、手の届く範囲で優しく掃除しましょう。
部屋の隅や隙間のホコリ取り

部屋の隅や巾木、家具の隙間は、ホコリが溜まりやすい場所です。掃除機のブラシノズルを使って丁寧に吸い取るか、古い歯ブラシや綿棒を使ってかき出すと効果的です。
また、家具の隙間には、ハンディモップを柄の長い棒に巻き付けて差し込むと奥まで届きやすくなります。こうした細かい場所のホコリを放置すると、ダニの温床になることもあるため、定期的な掃除を心がけましょう。
ホコリ取りでやってはいけない行為

一生懸命掃除をしているつもりでも、そのやり方が間違っていると、かえってホコリを増やす原因になることがあります。
多くの人が無意識のうちにやってしまいがちな、ホコリ取りで絶対に避けるべき行動をご紹介します。
ドライタイプのワイパーやモップで強く擦る
ドライタイプのワイパーやモップは、静電気でホコリを絡め取る仕組みですが、強く擦ると摩擦によって静電気が過剰に発生し、ホコリを逆に引き寄せてしまうことがあります。また、力を入れすぎるとホコリを床に押し付けてしまい、取り残しやすくなります。
ワイパーやモップは、あくまでホコリを絡め取るイメージで、力を入れずに軽く滑らせるように使いましょう。
高い場所のホコリを最後に掃除する

ホコリは重力によって高い場所から低い場所へと自然に落ちていきます。高い場所のホコリを最後に掃除すると、せっかくきれいにした床や家具に再びホコリが降り積もり、二度手間になってしまいます。
ホコリ取りは「上から下へ」が鉄則です。天井や照明器具、棚の上から掃除を始め、最後に床を掃除することで、効率的にホコリを排除できます。
換気扇をつけたまま掃除をする

掃除中に換気扇をつけたままにすると、室内の空気が外へ排出されるため、玄関や窓の隙間から外のホコリや花粉、砂などが室内に引き込まれてしまいます。
特に風の強い日や花粉の時期は、多くの汚れを室内に取り込むことになりかねません。掃除中は換気扇を止め、掃除が終わってから窓を開けて換気を行うのが理想的です。
ホコリを溜めないための予防策

ホコリ取りは予防が最も重要です。日々の習慣と適切なアイテムを活用することで、ホコリの発生を抑え、掃除の手間を大幅に減らすことができます。ここでは、ホコリ知らずの部屋をキープするための効果的な予防策をご紹介します。
こまめな換気で空気を入れ替える

換気は、空気中に舞っているホコリや花粉を外へ排出し、新鮮な空気を取り込むために非常に重要です。
特にホコリの発生源となる寝具や衣類のある寝室は、朝起きたらすぐに窓を開けて換気する習慣をつけましょう。空気の流れを作ることでホコリの停滞を防ぎ、部屋をクリーンに保つことができます。
湿度を適切に保つ
ホコリは湿度が低いと舞い上がりやすくなります。冬場など空気が乾燥している時期は、加湿器を使って湿度を40〜60%に保つことで、ホコリが床に落ちやすくなり、掃除がしやすくなります。湿度を適切に保つことは、ホコリ対策だけでなく、ウイルスの活動を抑えることにも繋がります。
整理整頓を徹底する
物が多いと、それだけホコリが溜まる場所が増えます。本や書類、小物などは、できるだけ棚や引き出しにしまい、ホコリの付着する表面積を減らしましょう。
不要なものを定期的に処分することも、ホコリ予防に繋がります。整理整頓された空間は、掃除がしやすいだけでなく、ホコリが溜まりにくい環境を維持する上で非常に重要です。
業者を呼ぶ必要がある症状・状態

ホコリ取りは日々の掃除で対応できることがほとんどですが、中には個人では対処しきれない、専門業者に依頼すべきケースも存在します。
特に、健康被害や建物の劣化に繋がる可能性がある場合は、早急な対応が必要です。業者を呼ぶべき症状や状態について解説します。
深刻な健康被害が懸念される場合
掃除を徹底しても、家族のアレルギー症状(アトピー、鼻炎、喘息など)が改善しない場合、ダニやカビが室内の奥深くに潜んでいる可能性があります。
特にカーペットや布団、エアコン内部は、ダニやカビの温床になりやすいためクリーニングが必要です。アレルギーの原因が特定できない場合も、一度専門家に相談してみることをお勧めします。
カビの発生箇所が広範囲に及んでいる

壁や天井、家具の裏側など、カビが広範囲にわたって発生している場合、表面的な除去だけでは再発を繰り返すことがあります。カビは建材の奥深くまで根を張り、素人では完全に除去することが困難です。
ですが、カビが一番発生しやすい、かつ一番健康被害が出やすいエアコンのカビについて詳しくまとめてますので業者に依頼する前に簡単な掃除で症状が落ち着くか試してみてはいかがでしょうか。

高所の清掃が難しい
天井や高窓、吹き抜けなど、自分では手が届かない場所のホコリや汚れが気になる場合も、無理をせずに専門業者に依頼しましょう。高所での作業は落下事故のリスクが伴うため、安全な装備と技術を持ったプロに任せるのが賢明です。
特に、高所の照明器具の清掃や、換気口の掃除などは、専門業者に依頼することで安全かつ確実にきれいにすることができます。
まとめ

ホコリ取りは、日々の生活を快適に送る上で欠かせない掃除です。この記事でご紹介したように、ホコリの正体を知り、正しい手順で掃除を行い、そしてホコリを溜めないための予防策を講じることで、効率的かつ効果的にホコリと向き合うことができます。
また、個人では対処が難しい状況では、無理をせず専門業者に頼ることも重要です。これらのポイントを押さえて、ホコリ知らずの清潔な空間を手に入れましょう。