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窓から差し込む光を優しく和らげ、部屋の印象を大きく左右するカーテン。実は、日々の生活の中でホコリや花粉、生活臭、そして目に見えないカビやダニまで、多くの汚れを吸い込んでいます。
放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、家族の健康にも悪影響を及ぼしかねません。そんなカーテンですが、
・カーテンはなぜ汚れるの?
・正しい掃除手順は?
・おすすめする製品はあるの?
と言う疑問を持つ方に向けて今回はプロが教えるカーテン掃除方法を徹底解説していきます。また、カーテンが汚れる原因やよくある質問に関してもQ&A形式で紹介していますので興味がある方はぜひお読みください。
この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
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元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
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カーテンはなぜ汚れる?詳しい原因

窓辺を彩るカーテンは、実は家の中でもっとも汚れやすい場所の一つです。私たちが思っている以上に、日々の生活の中でさまざまな汚れが付着しています。
- ホコリやアレルゲン
窓を開けるたびに入り込むホコリ、花粉、そしてダニやカビの胞子など、目に見えないアレルゲンが付着しています。これらは、アレルギーや喘息の原因となることがあります。 - 生活臭
部屋の空気を循環させるため、カーテンは食事の匂いやペットの匂い、タバコの煙などを吸収します。 - 外からの汚れ
窓の開閉によって、車の排気ガスやPM2.5、黄砂などの微粒子もカーテンに付着します。
これらの汚れを放置すると、健康被害のリスクが高まるだけでなく、カーテンの生地が傷んだり、変色したり、せっかくのおしゃれなカーテンの寿命を縮めてしまいます。
定期的なお手入れは、家族の健康とカーテンを長持ちさせるために非常に重要です。
自宅でできるカーテンの掃除方法

カーテンを自宅で洗うのは大変そうに思えるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえれば意外と簡単です。わざわざクリーニングに出さなくても、ご家庭の洗濯機と少しの工夫で、見違えるほどきれいにできます。
大切なカーテンを傷めずに、効果的に汚れを落とすための具体的な手順を解説します。洗濯表示の確認から干し方まで、一つひとつのステップを丁寧に進めていきましょう。
1. 洗濯表示の確認はマスト!
カーテンを洗う前に、まずはカーテンに付いている洗濯表示を必ず確認しましょう。この表示は、カーテンを傷めずにきれいに洗うための唯一のガイドラインです。洗濯表示は、カーテンの隅に縫い付けられている小さなタグに記載されています。
- タグを探す
まず、カーテンの端、特に裾やサイドの縫い目にある小さな白いタグを探します。カーテンを広げながら指でなぞっていくと見つけやすいでしょう。 - 水洗い可能か確認する
タグにある桶のマークを見てください。 - 乾燥機の使用可否を確認する
四角い枠に丸が入ったマークが乾燥機(タンブル乾燥)の表示です。 - 色落ちテストを行う
特に色柄のついたカーテンの場合、目立たない場所で色落ちしないか確認しておくと安心です。カーテンの隅に、薄めた洗濯用洗剤を少しつけ、白い布で軽く叩いてみましょう。
この確認を怠ると、せっかくのお気に入りのカーテンが縮んでしまったり、色落ちしてしまったりする原因になります。手間を惜しまず、必ず洗濯表示を確認してから作業を始めましょう。
カーテンが汚れてしまう原因は、洗濯機にあるかもしれません。適切な点検と修理でよりきれいに保つことができます。

2. カーテンの取り外しと下準備
カーテンを洗う準備は、取り外しから始まります。まず、カーテンレールからカーテンを外し、フックをすべて丁寧に外してください。フックをつけたまま洗濯すると、洗濯槽やカーテン自体を傷つけてしまう恐れがあります。
次に、カーテンに付着したホコリを落とします。掃除機のブラシノズルを使ってカーテン全体を優しく吸い取るか、ベランダなどで軽くはたいてホコリを払い落としましょう。
- フックをすべて外す
まず、カーテンレールからカーテンを外し、縫い付けられているすべてのフックを取り外します。フックをつけたまま洗濯すると、他の洗濯物やカーテンの生地を破ったりする原因になります。 - ホコリを払い落とす
洗濯機に入れる前に、カーテンに付着しているホコリやゴミをできるだけ取り除いておくことが重要です。カーテンの表面やヒダの奥まで丁寧にホコリを吸い取ります。
この下準備をしっかり行うことで、洗濯機への負担を減らし、汚れ落ちも格段に良くなります。特にカーテンのヒダ部分はホコリがたまりやすいので、念入りに掃除してください。
3. 洗濯機を使ったカーテンの洗い方
洗濯表示で水洗い可能と確認できたら、洗濯機で効率よく洗いましょう。まず、カーテンのプリーツをきれいに保つため、屏風畳みにして、必ず洗濯ネットに入れます。これにより、洗濯中の絡まりやシワを防ぎます。
- 屏風畳みにして洗濯ネットに入れる
まず、外したカーテンを縦に何回か折り、次に屏風のようにじゃばら状に丁寧に畳んでください。この屏風畳みにすることで、洗濯中のシワや型崩れを防ぎ、洗濯後のプリーツがきれいに保たれます。 - 洗剤と洗濯コースを選ぶ
洗剤は、蛍光増白剤が含まれていない中性洗剤を使用するのがおすすめです。生地に優しく、色落ちを防ぐ効果があります。洗濯機のコースは、手洗いコースやドライコースなどの弱水流設定を選びましょう。 - 脱水は短めに
洗濯が完了したら、脱水時間を1分程度と短く設定します。脱水しすぎると、カーテンにシワが深く入ってしまい、その後のシワ伸ばしが大変になります。
4. 仕上げが肝心!カーテンを美しく干すコツ
洗濯の仕上げは、カーテンの美しさを左右する重要な工程です。脱水時間は1分程度と短めに設定し、シワの定着を防ぎましょう。脱水が終わったら、すぐにカーテンレールに吊るして干すのがおすすめです。
カーテン自体の重みでシワが伸び、プリーツも自然に整います。窓を開けて風を通すことで、乾きも早くなります。
カーテン掃除をする上でおすすめするグッズ

カーテンをきれいに保つためには、日々のちょっとしたお手入れが欠かせません。洗濯機での丸洗いが難しい場合や、カビなどの頑固な汚れがある場合には、特定のグッズを活用することで、より効果的に掃除ができます。
下記の商品は、カーテンだけではなく部屋中どこでも使えるものが沢山揃っていますので家全体を綺麗にしたい方にはよりおすすめします。

カビ取り カビが取れる カビ取りスプレー
カーテンに発生したカビは、見た目の問題だけでなく、アレルギーの原因にもなるため、早めの対処が重要です。カビ取り カビが取れる カビ取りスプレーは、布製品に使えるタイプを選べば、カーテンのカビ取りに役立ちます。カビの生えている部分にスプレーし、しばらく置いてから拭き取ることで、カビの菌を分解し、除去します。
カビホワイト カビソフト除去スプレー
デリケートな素材のカーテンや、軽度のカビには、カビホワイト カビソフト除去スプレーのような、布製品に優しいタイプのカビ取り剤が適しています。強力な塩素系漂白剤とは異なり、生地へのダメージを最小限に抑えつつ、カビの菌をしっかり除去します。
こちらも使用前には、必ず目立たない場所で色落ちテストを行い、慎重に使いましょう。
99.9洗浄スプレー350ml
日常的なお手入れには、99.9洗浄スプレー350mlのような、除菌効果のある洗浄スプレーが便利です。このスプレーは、カーテンに付着したホコリや生活臭、細菌などを手軽に除去することができます。カーテン全体に軽くスプレーするだけで、除菌・消臭効果が期待でき、部屋の空気をさわやかに保ちます。
頑固な汚れやカビの対処法

日常的なお手入れや通常の洗濯では落ちない、タバコのヤニ汚れ、食べこぼしのシミ、そして特に厄介なカビ。これらの頑固な汚れは、放置すると見た目が悪くなるだけでなく、カーテンの寿命を縮め、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
カーテンを傷つけずに、それぞれの汚れに合わせた効果的な対処法をご紹介します。
部分的な汚れには「つまみ洗い」
カーテンについた部分的な汚れ、例えば泥はねや食べこぼしなどは、洗濯機に入れる前に「つまみ洗い」で対処するのが効果的です。汚れた部分に中性洗剤を少量つけ、指で優しくもみ洗いします。強く擦りすぎると生地を傷めてしまうため、注意が必要です。汚れが浮き上がってきたら、きれいな布で洗剤を拭き取り、水で濡らした布で洗剤分を丁寧に拭き取ります。
カーテンのカビを除去する
カーテンにカビが生えてしまった場合、放置するとどんどん広がってしまうため、早めの対処が必要です。軽度のカビであれば、酸素系漂白剤を薄めた液につけ置きしたり、カビ取りスプレーを使用したりして対処します。
カビがひどい場合は、プロのクリーニング店に相談するのが最も安全で確実です。また、カビは湿気のある場所に発生しやすいため、部屋の換気をこまめに行い、結露を防ぐことが最も重要な予防策となります。
カーテンはどのくらいの頻度で掃除するべき?

カーテンって、いつ洗えばいいの?そう思っている方も多いのではないでしょうか。見た目にはそれほど汚れていないように見えても、カーテンにはホコリや花粉、ダニといったアレルゲンが日々蓄積しています。
適切な頻度で掃除することで、家族みんなが健康で快適に過ごせる空間を保つことができます。ご家庭の状況に合わせた最適な掃除頻度と、プロが推奨する目安について解説します。
プロおすすめの掃除頻度
カーテンの掃除頻度は、ご家庭の状況によって異なりますが、一般的には年に1〜2回のペースがおすすめです。特に、春と秋の季節の変わり目に洗うと、花粉やホコリをリセットでき、気持ちよく過ごすことができます。
頻繁に洗うのが難しい場合は、こまめにホコリを払ったり、掃除機をかけたりするだけでも、汚れの蓄積を抑えることができます。
カーテン掃除に関してのよくある質問

カーテンをきれいにしたいけれど、本当に自宅で洗える?・カビが生えてしまったらどうすればいい?など、多くの疑問や不安を抱えている方もいるでしょう。
カーテン掃除に関してよく寄せられる質問にお答えします。これらの質問と回答を参考に、日々のカーテンのお手入れや、いざという時の対処法に役立ててください。
Q1. カーテンはどれくらいの頻度で洗うべきですか?
A1. 一般的には、年に1~2回、春と秋の季節の変わり目に洗うのがおすすめです。特にアレルギーをお持ちの方や、ペットを飼っているご家庭では、半年に1回程度洗うとより清潔な状態を保てます。
Q2. 自宅で洗えないカーテンはありますか?
A2. はい、あります。レーヨンやアセテートなどの水に弱い素材や、特殊な加工が施されたカーテン、厚手で大きすぎるカーテンは、自宅での洗濯が難しい場合があります。必ず洗濯表示を確認し、不安な場合はクリーニング店に相談しましょう。
Q3. カーテンのフックはつけたまま洗っても大丈夫ですか?
A3. いいえ、フックは必ず外して洗ってください。フックをつけたまま洗濯すると、洗濯機を傷つけたり、カーテンの生地を傷めたりする原因となります。
Q4. 洗濯後、カーテンにシワができてしまいました。どうすればいいですか?
A4. シワを防ぐには、脱水時間を1分程度と短くし、濡れたままカーテンレールに吊るして干すのが効果的です。カーテン自体の重みでシワが自然に伸びていきます。
まとめ

カーテンは、部屋の空気質や私たちの健康に大きく影響を与える大切なインテリアです。ホコリ、花粉、カビなど、目に見えない汚れが日々蓄積しています。今回ご紹介したように、正しい知識と方法で定期的に手入れをすることで、カーテンを美しく保ち、快適な室内空間を維持することができます。
自宅での洗濯が難しい場合でも、プロに任せるという選択肢もあります。ぜひ、この機会にカーテンの掃除に挑戦し、クリーンな環境を手に入れてください。