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お酢は料理だけでなく、掃除や美容、健康管理まで幅広く活用できる万能アイテムとして注目されています。
しかし、その効果を正しく引き出すには、使い方や注意点をしっかり理解しておくことが重要です。そんな【お酢】ですが、
・お酢を使った掃除術が知りたい!
・注意するべきポイントは?
・お酢が役に立つ理由とは?
と言う疑問を持つ方に向けて、窓掃除の効率を格段に上げる掃除道具を紹介していきます。また、正しい窓の掃除方法や応用テクニックまで記載していますので興味がある方はぜひお読みください。
この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
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元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
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お酢以外にも掃除に適している重曹。これを機に重曹も掃除をする上で使いこなしてみるのはどうでしょうか。

お酢が掃除に役立つ理由とは?酢が持つ3つの効果

お酢は、料理だけでなく掃除にも使える万能アイテム。ドラッグストアに並ぶ強力な洗剤に頼らなくても、家の中のさまざまな汚れをきれいにできます。
その秘密は、お酢の主成分である酢酸が持つ特別な力にあります。
- 酢酸から除菌効果が期待できる
- 水垢や石鹸のカスを分解できる
- 人体に優しくて安全
なぜお酢が掃除に効果的なのか、この3つの理由を専門的に分かりやすく解説しますので是非お読みください。
除菌効果
お酢の酸っぱい匂いのもとになっている【酢酸】という成分には、菌を退治する力があります。
特に、食中毒の原因になるような菌に効果があるため、キッチンや食卓の掃除にぴったりです。
ただし、お酢はすべての菌に効くわけではありません。お風呂場のカビには効果がないので、カビ取りには専用の洗剤を使いましょう。
人体に優しく・安全
お酢は、食品としても使われる自然由来の素材なので、化学的な成分を避けたい人にも安心です。小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、気軽に使うことができます。
ただし、お酢と塩素系洗剤【カビ取り剤など】を混ぜると、体に悪いガスが発生してしまい大変危険です。
この組み合わせは絶対に辞めてください。正しい使い方を守れば、お酢は安全で頼れる掃除アイテムになります。
\プロがおすすめするお酢アイテム/
水垢・石鹸カスを分解する
水垢や石鹸カスは、水道水に含まれるミネラル分などが固まってできるアルカリ性の汚れです。
お酢は酸性なので、このアルカリ性の汚れに反応して分解し、落としやすくしてくれます。
お風呂の鏡についた白いウロコ汚れや、キッチンの蛇口のくすみなど水回りの掃除に特に効果を発揮します。
掃除用に使うことができるお酢の種類

いざお酢で掃除をしようと思っても、スーパーには穀物酢・米酢・りんご酢など、たくさんの種類が並んでいます。どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
実は、掃除に使うお酢には【適しているもの】と【向いていないもの】があります。
掃除に最適な酢の種類と、選ぶ際のポイントを解説します。
ホワイトビネガー
ホワイトビネガーは、海外で掃除用として広く使われているお酢です。
日本の穀物酢と比べると、無色透明で匂いが控えめという特徴があります。
\プロがおすすめするホワイトビネガー/
- 匂いが気にならない
お酢独特のツンとした匂いが苦手な方でも、ホワイトビネガーなら快適に掃除ができます。 - 色移りの心配がない
色がついていないので、白い布巾や衣類に使っても、色が移る心配がありません。 - 手に入れやすい
最近では、輸入食品店やオンラインショップなどで簡単に手に入れることができます。
掃除用として特におすすめですが、もちろん料理にも使えるので一本持っているととても便利です。
穀物酢
日本の家庭で一般的に使われているのが穀物酢です。お米や小麦、トウモロコシなどを原料として作られています。
\プロがおすすめする穀物酢/
- 手軽に手に入る
どのスーパーでも手に入るため、掃除用に特別なものを買う必要がありません。 - 十分な効果
穀物酢の主成分である酢酸は、掃除に使うのに十分な効果を持っています。 - 価格が安い
大容量のものでも比較的安価で手に入るため、惜しみなく使えます。
掃除に使うときは、水で薄めて使うのが基本です。
ただし、特有の匂いが苦手な方や匂いをつけたくない場所の掃除にはおすすめすることが出来ません。
掃除に不向きな酢・理由

スーパーにはさまざまな種類のお酢が売られていますが、中には掃除には適さないものもあります。
- りんご酢
これらの酢には、原料由来の糖分やアミノ酸が含まれています。
掃除に使うと、その糖分がベタつきや新たな汚れの原因になることがあります。 - バルサミコ酢など色の濃い酢
色素が含まれているため、布巾や掃除した場所に色が移ってしまう可能性があります。
掃除に使うなら、無色透明で、余計な成分が入っていない穀物酢やホワイトビネガーを選びましょう。
【場所別!】お酢を使った掃除術

キッチンやお風呂、トイレなど、家の中のさまざまな場所で大活躍するお酢を使った掃除術を紹介します。
それぞれの場所に合ったお酢の効果的な使い方をマスターすれば、手間をかけずに家中をきれいに保てます。
また、場所ごとの具体的な掃除方法を、誰でもすぐに試せるように詳しく解説していきますのでぜひお読みください。
万能【お酢スプレー】の作り方
お酢を使った掃除の基本となるのが、このお酢スプレーです。
市販の洗剤のように、手軽にいろいろな場所に使える万能アイテムです。
お酢スプレーは簡単に作ることができます。
- スプレーボトルを用意する(なんでもOK!)
- 酢と水を1対1の割合で入れる。
あとは、掃除したい場所に直接吹きかけましょう。
このスプレーを使用すると無駄なく使うことができるので経済的でもあります。
キッチン編

シンク周りの白い水アカや、ぬめりは、お酢の得意分野です。
水アカはアルカリ性、ぬめりは雑菌の繁殖によるものですが、お酢の主成分である酢酸がこれらに働きかけ、効果的に分解・除去します。
シンクと蛇口の水アカ
水アカはアルカリ性の汚れなので、酸性のお酢が効果的です。水と酢を1対1で混ぜたお酢スプレーを、水アカが気になる部分に直接吹きかけます。
・簡単な汚れ
スプレー後、スポンジで軽くこすって洗い流します。
・頑固な汚れ
スプレー後、【お酢パック】をしましょう。
排水口のぬめりと匂い

排水口のぬめりや嫌な匂いには、お酢と重曹の組み合わせが効果的です。
まず排水口に重曹を振りかけ、その上からお酢をかけると、泡が発生します。
この泡の力でぬめりや汚れを浮き上がらせ、匂いもすっきりさせてくれます。
電子レンジの油汚れと匂い
耐熱容器に水とお酢を1対1で混ぜて電子レンジで数分加熱します。
蒸気が庫内に行き渡ったら、布巾で拭き取るだけで、油汚れと匂いを一度に解決できます。
お風呂編

お風呂場の汚れは、白い石鹸カスや鏡のウロコ汚れ、そしてピンクヌメリやカビなど、多岐にわたりますよね。
これらの汚れは性質が異なるため、それぞれに合った掃除方法が必要です。
特に、水回りの代表的な汚れである石鹸カスやウロコ汚れには、お酢の持つ酸性の力が大活躍します。
石鹸カスとウロコ汚れに

石鹸カスや鏡のウロコ汚れは、アルカリ性のミネラル分が固まってできたものです。これらは酸性のお酢で分解できるため、お酢掃除が得意とする汚れです。
・簡単な汚れ
水と酢を1対1で混ぜたお酢スプレーを吹きかけ、スポンジでこするだけで簡単に落とせます。
・頑固な汚れ
鏡のウロコ汚れには、お酢スプレーを吹きかけたキッチンペーパーを貼り付けるお酢パックが効果的です。
カビ予防に
カビは、胞子が残っているとすぐに繁殖してしまいます。お酢の除菌効果はカビ自体を落とす力はありませんが、カビの繁殖を抑えることには役立ちます。
お風呂から出る前に、壁や床にお酢スプレーを軽く吹きかけておくと、カビが生えにくい環境を作ることができます。
トイレ編

トイレの掃除は、独特なニオイや尿石、黄ばみが気になりますよね。これらの汚れやニオイも、お酢の力で解決できます。
黄ばみと尿石に
便器のフチ裏などにこびりつく黄ばみや尿石は、アルカリ性の汚れです。お酢の酸性の力がこれらを分解し、落としやすくします。
・黄ばみ対策
水と酢を1対1で混ぜたお酢スプレーをトイレットペーパーに染み込ませ、汚れが気になる部分に貼り付けます。数時間放置した後、ブラシでこすると黄ばみが取れやすくなります。
・尿石対策
特に頑固な尿石には、お酢パックが効果的です。トイレットペーパーを貼り付け、その上からお酢をスプレーして数時間放置し、ブラシでこすりましょう。
お酢を使った掃除で注意したいポイント

お酢は安全で便利な掃除アイテムですが、使い方を間違えると効果が半減したり、大切なものを傷つけてしまったりすることがあります。
そこで、お酢掃除を始める前に必ず知っておきたい注意点をまとめました。安全かつ効果的に使うためのポイントをしっかりと押さえて、お酢掃除を楽しみましょう。
避けるべき素材
お酢は万能に思えますが、使用を避けるべき素材もあります。大理石や天然石、鉄製品などは、お酢の酸によって変色したり、サビの原因になったりすることがあります。
使用前には、必ず目立たない場所で試してから使うようにしましょう。
お酢は、なるべく塗りたてのフローリングには使用しないようにしましょう。適切なフローリング掃除方法は下記の記事を参考にしてみてください。

塩素系漂白剤との併用は絶対にNG!

お酢と塩素系漂白剤(カビキラーなど)を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生し、大変危険です。絶対に一緒に使わないでください。
お酢を使う際は、換気をしっかり行い、他の洗剤と混ざらないように注意しましょう。
換気をしっかり行う
お酢のツンとしたニオイが気になる場合は、窓を開けるなどして換気をしながら掃除をしましょう。ニオイは時間が経つと自然に消えるのでご安心ください。
お酢は、環境に優しく、手軽に手に入る万能な掃除アイテムです。ぜひ今日からお酢を使った掃除術を取り入れて、家を清潔に保ってみませんか?
【お酢掃除の応用編】さらに使いこなすためのヒント

お酢掃除の効果をより高めるための応用テクニックや、他のアイテムとの組み合わせ方を紹介します。
これらのヒントを活用すれば、お酢の力がさらに引き出され、掃除の幅がぐっと広がりますので是非参考にしてみてください。
お酢とクエン酸の使い分け
お酢とクエン酸は、どちらも水回りの汚れに効果的な酸性のナチュラルクリーナーです。
それぞれに得意なことや注意点があり、使い分けることで掃除がさらに効率的になります。

日常の軽い掃除や除菌には【お酢】
キッチンのシンクや蛇口、食卓の拭き掃除など、毎日の手軽な掃除にはお酢スプレーが便利です。
揮発性が高いので、拭いた後に酸が残りにくく、フローリングなどの掃除にもおすすめです。
頑固な水垢や匂いのない場所には【クエン酸】

お風呂の鏡のウロコ汚れや電気ポットの内側の水垢、トイレの尿石など、手ごわい汚れにはクエン酸パックが効果的です。
匂いがないので、寝室や玄関など匂いをつけたくない場所の掃除にも使いやすいです。
アロマオイルで香りをプラス

お酢のツンとした匂いが苦手な人もいるかもしれません。そんなときは、お酢スプレーにアロマオイルを数滴加えることで、香りをプラスして快適に掃除ができます。
作り方も簡単で、基本のお酢スプレーに、お好みのアロマオイルを3〜5滴垂らすだけで完成です。
おすすめのアロマ一覧を紹介します。
・ティーツリー:優れた抗菌作用を持ちます。
・レモン:爽やかな香りで、掃除中の気分をすっきりさせてくれます。
・ラベンダー:リラックス効果のある香りです。
お酢と重曹で【発泡洗浄】
お酢と重曹を組み合わせることで、単体では落としきれない汚れもきれいにできます。
この2つを混ぜると、化学反応で泡が発生し、この泡の力が汚れを浮かせて落としやすくしてくれるのです。
実際にお酢を使用した筆者の正直レビュー

お酢掃除は本当に効果があるのか、安全なのか、実際に使ってみないとわからないことも多いですよね。
お酢掃除を長年続けてきた筆者が、その体験談をもとに正直なレビューをお届けします。
メリットだけでなく、デメリットや限界まで包み隠さずご紹介しますので、これからお酢掃除を始めたい方はぜひ参考にしてください。
予想以上の手軽さ
お酢掃除を始める前は、効果があるのか半信半疑でしたが、実際にやってみるとその手軽さに驚きました。
特別な道具は必要なく、家にある穀物酢と水だけで簡単に【お酢スプレー】が作れます。
お風呂の鏡のウロコ汚れや、キッチンの蛇口にこびりついた水アカは、スプレーをかけてしばらく放置するだけで、力を入れてゴシゴシこすらなくてもきれいに落ちました。
ぶっちゃけ…匂いと効果に限界がある
お酢掃除を続けてみて、正直に感じたデメリットは【匂い】と【効果の限界】でした。お酢特有のツンとした匂いは、掃除中にはどうしても気になります。
特に冬場など換気がしづらい時期は、部屋に匂いが残りやすいのが難点です。
最後に

お酢は、食品としても使われる安心な素材でありながら、掃除でも大きな力を発揮する万能アイテムです。
お酢の主成分である酢酸の力で、除菌や消臭、水回りの水垢除去など、さまざまな場所で活躍します。
正しい使い方をマスターすれば、市販の強力な洗剤に頼らずとも、家をきれいに保つことができます。