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ベランダは、外気や雨風にさらされるため、汚れが溜まりやすい場所です。
【どこから手をつけていいか分からない】
【賃貸だから大掛かりな掃除はできない】と諦める方も少なくないです。
年中を通して汚くなるものにはなるべく手を付けたくありません。そんなベランダ掃除ですが、
・用意するものは?
・ベランダ掃除の方法が知りたい!Z
・注意点などはある?
と言う疑問を持つ方に向けて、今回はベランダ掃除の正しいやり方を記載しています。また、ベランダ掃除に関してよくある質問や注意点などもまとめていますので興味がある方はぜひお読みください。
ベランダと近しいものがある玄関ですが、実は全く掃除方法が違います。プライベートな空間が外に露出する唯一の場所なのでぜひ下記の記事を参考にして掃除を取り組んでみてくださいね。

この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
-
元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
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用意するもの

ベランダ掃除を始める前に、まずは必要な道具を揃えましょう。掃除の道具を事前に準備しておくことで、作業をスムーズに進めることができます。
あれこれと探し回る手間がなくなり、効率的に掃除を進められるでしょう。
- ほうき、ちりとり
- デッキブラシ
- バケツ
- ゴム手袋、マスク
- 中性洗剤
- 雑巾、古タオル
\プロがおすすめするほうき/
基本のベランダ掃除!効率的な掃除方法【ステップ3】

ベランダ掃除は、ただやみくもに水で洗い流すだけでは、かえって汚れを広げてしまう可能性があります。効率的に、そして確実に汚れを落とすためには、正しい手順を踏むことが重要です。
そこで今回は、ベランダ掃除の基本的な流れを3つのステップに分けて、初心者の方でも簡単に実践できるように解説します。
【ステップ1】大きなゴミの除去と掃き掃除

ベランダ掃除の最初のステップは、床に溜まった大きなゴミやホコリを取り除くことです。この作業を丁寧に行うことで、後の水洗いや洗剤を使った掃除が格段に楽になります。最初にほうきとちりとりを使って、落ち葉、砂埃、髪の毛、小さなゴミなどをきれいに掃き集めましょう。
- 物をどかす
まず、ベランダに置いてある植木鉢や物干し竿、サンダルなどをすべて移動させます。こうすることで、隅々までゴミを取り除くことができます。 - 掃き掃除をする
ほうきとちりとりを使って、落ち葉、髪の毛、砂埃などの大きなゴミをきれいに掃き集めます。 - 奥から手前へ
掃き掃除は、ベランダの奥から手前に向かって行うのがコツです。こうすることで、効率よくゴミをまとめることができます。
【ステップ2】洗剤を使った本格的な洗浄方法

大きなゴミを取り除いたら、いよいよ洗剤を使って床面の汚れを本格的に落としていきます。このステップでは、中性洗剤とデッキブラシを使うのが一般的です。バケツに水を張り、適量の中性洗剤を加えて泡立てます。
\プロおすすめの洗剤/
- 洗剤水を作る
バケツに水を張り、中性洗剤を少量加えます。洗剤はたくさん入れれば効果が上がるわけではないので、説明書の指示に従いましょう。 - デッキブラシでこすり洗い
デッキブラシに洗剤水を含ませて、床全体をゴシゴシと磨いていきます。このとき、ベランダの奥から手前へ向かって洗うのがコツです。手すりや窓のサッシなど、床以外の部分も一緒に洗うと、ベランダ全体がすっきりします。 - 汚れを浮かせる
洗剤の泡が汚れを浮かせてくれるので、力を入れすぎなくても大丈夫です。タイルの溝や隅っこは特に汚れが溜まりやすいので、念入りにこすりましょう。
【ステップ3】洗い流しと仕上げのポイント
洗剤で床全体を磨き終えたら、次に重要なのが、洗い流しと仕上げの作業です。洗剤の泡や浮き上がった汚れをきれいに洗い流すことで、掃除の効果が最大限に発揮されます。マンションやアパートで水を流せない場合は、濡らした雑巾で何度も水拭きをして、洗剤分をしっかりと拭き取りましょう。
- 洗剤を洗い流す
ホースやバケツを使って、泡や浮き上がった汚れをきれいに洗い流します。このとき、ベランダの奥から手前に向かって流すと効率的です。 - 水拭きで仕上げる
マンションなどで水洗いができない場合は、濡らした雑巾で何度も床を拭いて、洗剤成分をしっかり取り除きましょう。洗剤が残ると、ベタつきや新たな汚れの原因になります。 - 水気を切る
最後に、スクイージーや乾いた雑巾、古タオルを使って、床に残った水気を拭き取ります。これをすることで、水垢が残らず、きれいな仕上がりになります。
【汚れ別】プロが教える!ベランダの頑固な汚れを落とすテクニック

ベランダの汚れには、泥や砂埃だけでなく、コケや鳥のフン、排気ガスによる黒ずみなど、様々な種類があります。これらの頑固な汚れは、通常の掃除方法だけではなかなか落ちません。
汚れの種類に合わせて適切な洗剤や方法を選ぶことが、きれいに落とすための鍵となります。それぞれの汚れに特化したプロのテクニックを解説します。
泥汚れ、土汚れ
泥や土の汚れは、水で濡らす前に乾燥した状態でブラシでかき出すのがポイントです。いきなり水をかけると、汚れが広がってしまい、かえって落としにくくなります。まずは、デッキブラシや固めのほうきで、こびりついた泥をこそぎ落としましょう。
ある程度取り除いた後、中性洗剤を薄めた水とブラシでこすり洗いすると効果的です。最後に、洗い流すか、濡らした雑巾で丁寧に拭き取ります。
コケ・カビ

日当たりが悪く湿気が多いベランダには、コケやカビが発生しがちです。これらには、塩素系漂白剤が非常に効果的です。使用する際は、必ずゴム手袋とマスクを着用し、換気を十分に行いましょう。変色の恐れがあるため、目立たない場所で試してから使うようにしてください。
カビやコケに直接スプレーし、しばらく放置してからブラシでこすり、水で洗い流します。
マンションなどで水洗いができない場合は、洗剤をつけたブラシでこすった後、濡らした雑巾で何度も拭き取ります。
鳥のフン
鳥のフンは放置すると固まって落ちにくくなるだけでなく、病原菌を含んでいる可能性があります。見つけたらすぐに処理しましょう。固まっている場合は、ぬるま湯をかけてふやかし、ヘラやブラシで優しくかき取ります。
この時、乾燥した状態のフンは絶対にブラシなどでこすらないでください。粉末状のフンを吸い込んでしまうリスクがあります。最後に、消毒用アルコールなどで拭き取ると衛生的です。
黒ずみ
道路沿いのベランダに見られる黒い汚れは、排気ガスや油分によるものです。このような油分には、アルカリ性洗剤が効果的です。水に溶かしてスプレーボトルに入れ、汚れに吹きかけてからブラシで磨くと、きれいに落とすことができます。
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ性が強く、油汚れを分解する力が高いのが特徴です。

ベランダ掃除をするときの注意点

ベランダ掃除は、一歩間違えると近隣トラブルや事故につながる可能性があります。特にマンションやアパートにお住まいの方は、これらの注意点をしっかりと守ることが重要です。
安全に、そして確実にベランダをきれいにするために、以下の3つのポイントを必ず確認してから掃除を始めましょう。
これらの注意点を守ることで、自分自身や周囲の人々を守り、快適なベランダ掃除を実現できます。
水の使用は事前に確認する
マンションやアパートの場合、ベランダの床は防水加工が施されていますが、排水溝の処理能力には限りがあります。
大量の水を一度に流すと、排水溝が詰まったり、階下に水漏れしたりする原因になります。念のため、管理規約で水洗いが許可されているか確認しましょう。
洗剤や汚水が飛び散らないようにする

洗剤や汚水が風で飛び散り、階下や隣のベランダを汚してしまうことがあります。特に、塩素系漂白剤は衣類の色落ちの原因になります。洗剤を使う際は、風のない日を選び、必要であれば養生シートなどで周囲を保護しましょう。
また、洗剤を使った後は、汚水が周囲に流れ出ないよう、排水溝に直接流すか、バケツなどで回収するように心がけましょう。
転落防止策を徹底する
ベランダは意外と滑りやすい場所です。特に、水を撒いたり洗剤を使ったりする際は、足元が不安定になります。手すりを乗り越えて外側を掃除するような危険な行為は絶対にやめましょう。無理のない範囲で、安全な体勢で掃除することが大切です。
また、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、掃除中にベランダに出ないように注意を払い、安全を確保した上で作業を進めてください。
ベランダ掃除をする上でおすすめする製品5選

ベランダ掃除をより効率的かつ楽にするためには、便利な掃除道具の力を借りるのも一つの方法です。ここでは、ベランダ掃除に特化した、あるいはベランダ掃除に非常に役立つおすすめの製品を5つ厳選してご紹介します。
これらの製品は、床の溝に入り込んだ汚れをかき出すブラシ、水切りワイパー、さらには水を使わずに掃除できるワイパーなど、様々な用途に合わせたものばかりです。
1.CLEANHOME デッキブラシ 水切りワイパー タイルブラシ
CLEANHOMEのデッキブラシは、ブラシと水切りワイパーが一体化した優れものです。これ一つで、床の汚れをこすり洗いし、その後に残った水をきれいに拭き取ることができます。ブラシの毛は硬すぎず柔らかすぎず、タイルの溝に入り込んだ細かい汚れもしっかりかき出します。また、柄が長く、腰をかがめずに掃除できるため、体への負担を軽減できます。
2.リンレイ 玄関・ベランダ用洗剤
リンレイの玄関・ベランダ用洗剤は、土や泥汚れに特化して開発された製品です。スプレータイプなので、汚れに直接吹きかけてブラシでこするだけで、きれいに汚れを落とすことができます。中性洗剤なので、ベランダの素材を傷める心配も少なく、安心して使えます。
3.レック 激落ちくん 玄関 タイルブラシ
レックの激落ちくんタイルブラシは、ブラシの先端がV字型になっており、タイルの溝にぴったりフィットして汚れをかき出します。柄が伸縮可能なので、立ったまま楽な姿勢で掃除ができます。水だけで汚れを落とすことも可能ですが、洗剤と併用することでより効果を発揮します。
4.3M フローリングワイパー 本体
水を使わずにベランダを掃除したい方におすすめなのが、3Mのフローリングワイパーです。ドライシートやウェットシートを取り付けて、床面のホコリや汚れを拭き取ることができます。マンションなどで水洗いができない場合や、日常的な手軽な掃除に最適です。
5.TeLIfe デッキブラシ 水切りワイパー付き タイルブラシ
TeLIfeのデッキブラシも、CLEANHOME同様、ブラシと水切りワイパーが一体になっています。特に、水切りワイパーの幅が広いため、効率的に水気を切ることができます。ブラシの毛がしなやかなので、床を傷つける心配が少なく、幅広い素材のベランダに対応できます。
ベランダ掃除に関するよくある質問

ベランダ掃除は、戸建てとマンション・アパートではやり方が大きく異なる場合があるため、多くの人が疑問を抱えがちです。特に、水を使っていいの?・高圧洗浄機は使えるの?といった質問は、よく聞かれます。
こうした疑問を解決しないまま掃除を始めてしまうと、近隣トラブルやベランダを傷つけてしまうリスクがあります。
ベランダ掃除に関してよく寄せられる質問に、専門的な視点からQ&A形式で回答します。
マンションやアパートのベランダで水を流しても大丈夫ですか?
A: 基本的には、水を流すことは可能です。
多くのマンションやアパートのベランダには、排水溝と防水加工が施されています。しかし、管理規約で水洗いが禁止されている場合があるため、事前に確認が必要です。
また、大量の水を一度に流すと、排水溝が詰まったり、階下に水が漏れたりする原因になります。近隣への配慮を忘れず、少量ずつ流すか、水を使わない掃除方法を検討しましょう。
ベランダ掃除の頻度はどれくらいが適切ですか?
A: ベランダの状況や、どの程度のキレイさを保ちたいかによって異なりますが、目安は以下の通りです。
- 簡単な掃き掃除: 1週間に1回程度
- 本格的な水掃除: 季節の変わり目(年に2~4回程度)
日常的にホコリを掃き取るだけでも、汚れの蓄積を大幅に防げます。
高圧洗浄機を使ってもいいですか?
A: 基本的には、使用を避けるべきです。
高圧洗浄機は騒音が大きいため、近隣トラブルの原因になります。また、強い水圧は、ベランダの防水加工を傷つけたり、外壁の隙間から水が浸入したりするリスクがあります。どうしても使いたい場合は、管理会社に相談し、許可を得るようにしましょう。
水を使わずにベランダを掃除する方法はありますか?
A: はい、あります。マンションなどで水洗いが難しい場合は、以下の方法を試してみてください。
- ほうきとちりとりで掃き掃除をする
- ドライシートやウェットシートを取り付けたフローリングワイパーで拭き掃除をする
- セスキ炭酸ソーダスプレーなどを雑巾に吹き付けて拭き取る
これらの方法であれば、水漏れの心配もなく、手軽にベランダをきれいにできます。
最後に

この記事では、ベランダ掃除の正しい手順から、汚れ別のテクニック、注意点、おすすめ製品、そしてよくある質問まで、幅広く解説しました。ベランダは、日々の生活を豊かにしてくれる大切な空間です。
定期的な掃除と適切なメンテナンスを行うことで、より快適で清潔な状態を保つことができます。