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【完全版】お風呂のカビ防止対策!プロが教える原因別の徹底掃除術と二度と生やさない予防法

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お風呂のカビ、気になりますよね。掃除してもすぐに生えてくるし、諦めている人も多いのではないでしょうか?

「この黒いポツポツ、どうにかしたい…」「ゴムパッキンのカビはもう取れないのかな…」そう思っているあなたに朗報です。この記事では、カビの専門家が教える「カビを二度と生やさない方法」を、原因の解説から具体的な掃除術、そして日々の予防策まで、【完全版】として徹底的に解説します。

この記事を読めば、カビの悩みがスッキリ解決し、毎日のお風呂タイムが快適になること間違いなしです。

この記事の監修は

中谷勇作

中谷勇作元某有名掃除会社8年勤務
元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
Contents
  1. そもそも、なぜお風呂にカビは生えるのか?根本原因を徹底解説
  2. 【場所別】浴室のカビを根こそぎ除去!効果的な掃除方法
  3. もうカビに悩まない!今日からできる毎日のカビ予防習慣5選
  4. 【目的別】おすすめのカビ防止グッズ|効果的な使い方と選び方
  5. どうしてもカビが取れない…プロの浴室クリーニングという選択肢
  6. まとめ:正しい掃除と日々の予防で、カビ知らずの快適なバスルームへ

そもそも、なぜお風呂にカビは生えるのか?根本原因を徹底解説

カビの画像

浴室に発生するカビは、見た目の不快さだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。では、なぜ浴室はこれほどカビにとって天国なのでしょうか?その根本原因を科学的に解き明かし、カビ対策の基礎を固めましょう。

カビは、至る所に発生します。エリアによって掃除方法も変わりますので気を付けて取り掛かりましょう。

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カビの正体とは?浴室でよく見かける黒カビ・赤カビの違い

カビの画像

浴室でよく目にするカビには、主に黒カビと赤カビがあります。

  • 黒カビ(クロカビ): 正式名称は「クラドスポリウム」と呼ばれる真菌の一種です。胞子で増殖し、ゴムパッキンやタイルの目地など、素材の奥深くまで根を張るため、一度発生すると除去が難しいのが特徴です。アレルギーや喘息の原因となることもあり、健康面での注意が必要です。
  • 赤カビ(ロドトルラ): これは厳密にはカビではなく、「酵母菌」の一種です。空気中の菌が付着し、水と石鹸カスなどを栄養源にして増殖します。ピンクヌメリとも呼ばれ、比較的簡単に洗い流せますが、放置すると黒カビの栄養源となり、黒カビの発生を促してしまうことがあります。

カビ発生の3大条件「温度・湿度・栄養源」

3つの条件を表した画像

カビが繁殖するためには、以下の3つの条件が揃う必要があります。

  1. 温度: カビが最も活発に活動するのは、20~30℃の温度帯です。まさに浴室の室温は、このカビが好む温度帯になりやすいです。
  2. 湿度: 湿度が70%を超えるとカビは急速に繁殖し始めます。入浴後の浴室は湿度100%に近くなるため、カビにとって非常に好ましい環境です。
  3. 栄養源: カビは、皮脂汚れ、石鹸カス、シャンプーの残りカス、水垢、ホコリなどを栄養源としています。これらが豊富にある浴室は、まさにカビの楽園と言えるでしょう。

浴室はカビの天国!石鹸カスや皮脂がカビの餌になる仕組み

入浴中に出る皮脂やフケ、石鹸カスやシャンプーの泡、さらには水道水のミネラル成分などが、浴室の壁や床、天井などに付着します。これらはすべて、カビが繁殖するための豊富な栄養源となります。

特に、石鹸カスや皮脂はカビが分解しやすい有機物であり、高温多湿の浴室では、これらを餌としてカビが爆発的に増殖していくのです。これらの汚れを放置しないことが、カビ対策の第一歩となります。

カビが引き起こす健康被害の種類

カビが引き起こす健康被害について書いている画像

カビが健康に与える影響は多岐にわたり、主に以下の3つに分類されます。

  1. アレルギー症状:カビの胞子や代謝産物に反応して、アレルギー性鼻炎(くしゃみ、鼻水)、アレルギー性結膜炎(目のかゆみ)、アレルギー性皮膚炎(湿疹)、気管支喘息(咳、呼吸困難)、さらには過敏性肺炎といった症状が引き起こされることがあります。
  2. 感染症:免疫力が低下している場合に、カビが体内に侵入・増殖することで真菌性肺炎や真菌血症を引き起こすことがあります。また、皮膚や爪、口の中などに感染する皮膚真菌症や、真菌性副鼻腔炎も代表的な例です。
  3. 中毒:カビが作り出す毒素「マイコトキシン」を汚染された食品などから摂取すると、食中毒(嘔吐、下痢)を起こすほか、長期的には肝臓や腎臓への障害、さらには発がん性のリスクも指摘されています。

【場所別】浴室のカビを根こそぎ除去!効果的な掃除方法

掃除をしている様子が描かれている画像

カビの発生原因を理解したところで、次は実際にカビを根こそぎ除去する具体的な方法を見ていきましょう。場所ごとの特性に合わせた掃除法で、効率的にカビを撃退します。

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天井のカビ掃除|危険な塩素系漂白剤の直噴はNG!安全な方法とは?

天井はカビが発生しやすく、胞子が部屋全体に降り注ぐため、最も厄介な場所の一つです。天井のカビを掃除する際に、塩素系漂白剤を直接スプレーするのは非常に危険です。液剤が目や皮膚に垂れてきたり、吸い込んでしまったりする恐れがあります。

安全な掃除方法:

  1. 準備: ゴーグル、ゴム手袋、マスクを必ず着用します。床に新聞紙などを敷いて養生します。
  2. 道具: 住宅用洗剤(中性洗剤)、フロアワイパー(または柄付きの掃除用具)、マイクロファイバークロス(または使い捨ての雑巾)。
  3. 手順:
    • フロアワイパーにマイクロファイバークロスを巻き付け、薄めた住宅用洗剤を染み込ませます。
    • クロスが天井から滴り落ちない程度にしっかりと絞ります。
    • フロアワイパーで優しく天井を拭き、カビを拭き取ります。力を入れすぎると天井材を傷つけることがあるので注意しましょう。
    • カビが取れたら、きれいな水で絞った別のクロスで洗剤成分を拭き取ります。
    • 最後に、乾いたクロスで水気をしっかりと拭き取ります。

壁・床の目に見えないカビまで除去する掃除術

カビの画像

壁や床は広範囲にわたるため、効率的な掃除が求められます。

  1. 準備: ゴム手袋、マスクを着用します。
  2. 洗剤: 浴室用洗剤(中性洗剤が基本。頑固なカビには塩素系漂白剤を薄めて使用しますが、換気を十分に行い、酸性の洗剤と絶対に混ぜないでください)。
  3. 手順:
    • まずはシャワーで軽く壁や床を濡らし、ホコリや大きなゴミを流します。
    • 浴室用洗剤をスプレーし、スポンジやブラシで優しく擦ります。タイルの目地など、ブラシが届きにくい場所は歯ブラシを活用しましょう。
    • 特にカビが気になる場所には、洗剤を塗布した後、数分間放置して浸透させると効果的です。
    • 最後に、シャワーで洗剤成分をきれいに洗い流します。洗剤残りはカビの栄養源となるため、しっかりと流しきることが重要です。
    • スクイージーなどで水気を切ると、乾燥が早まりカビ予防にもなります。

洗面器や椅子の裏

洗面台の画像

洗面器や椅子などの小物類は、お風呂場の湿度と石鹸カスにより、ヌメリやカビがつきやすい場所です。

  1. つけ置き洗い:40℃ほどのお湯に酸素系漂白剤(粉末タイプ)を溶かし、洗面器や椅子を数時間つけ置きします。こうすることで、こびりついたヌメリやカビが浮き上がり、軽くこするだけで汚れが落ちやすくなります。
  2. 吊るす収納:使用後に水気をよく切り、S字フックなどを使って壁のバーに吊るしておくのがおすすめです。底面が床につかないため通気性が保たれ、ヌメリやカビの発生を大幅に抑えられます。

シャワーヘッド・ホースの内部

シャワーヘッドやホースの内部は、水垢や石鹸カスが溜まり、カビや雑菌の温床になりがちです。

  1. シャワーヘッドの洗浄:シャワーヘッドを外し、洗面器に溜めた40℃のお湯にクエン酸を大さじ2~3杯溶かします。その中にシャワーヘッドをつけ置きし、1時間ほど経ったら歯ブラシなどでこすり洗いします。
  2. 散水板の洗浄:散水板(水が出る部分)は分解できるものもあります。分解して、クエン酸水につけ置きすることで、目詰まりを解消し、カビも除去できます。分解が難しい場合は、散水板をクエン酸水につけた布で覆い、ラップでパックする方法も有効です。

換気扇の分解清掃

換気している時の画像

換気扇は、浴室の湿気を排出する重要な役割を担う一方で、カビの胞子やホコリが溜まりやすい場所です。

  1. フィルター掃除:フィルターはこまめに取り外し、浴室用洗剤をスプレーして歯ブラシで汚れをかき出し、シャワーで洗い流します。
  2. プロペラ部分の掃除:フィルターを取り外した奥にあるプロペラ部分も、カビやホコリが付着しています。プロペラを取り外し、浴室用洗剤と古歯ブラシで丁寧にこすり洗いしてください。プロペラを取り外せない機種の場合は、柄の長いブラシや掃除用シートを使って手の届く範囲で拭き取ります。

浴室の窓枠・桟

正しいカビの取り方を解説している画像

結露しやすい窓枠や桟は、カビの発生スポットです。

  1. 水分除去:窓の結露を毎日拭き取ることが、カビ予防の基本です。結露取りワイパーやタオルでこまめに水分を拭き取ってください。
  2. カビ取り:発生したカビは、浴室用カビ取り剤をスプレーし、しばらく置いてからシャワーで洗い流します。窓枠のゴムパッキンにカビが根を張っている場合は、カビ取り剤を塗布した上からラップで覆い、数時間放置すると効果が高まります。

ゴムパッキンの頑固な黒カビには「パック法」が効果的

浴室のゴムパッキンは、カビが根を張りやすく、一度付着すると落ちにくい頑固な黒カビの温床です。

パック法のやり方:

  1. 準備: ゴム手袋、マスク、換気扇を回すなど十分な換気を確保します。塩素系漂白剤を使用するため、酸性の洗剤やクエン酸と絶対に混ぜないでください。
  2. 道具: 塩素系漂白剤(カビ取り剤)、キッチンペーパー、ラップ。
  3. 手順:
    • カビが発生しているゴムパッキンにキッチンペーパーを貼り付けます。
    • キッチンペーパーの上から、塩素系漂白剤をたっぷりと染み込ませます。
    • さらに上からラップで覆い、乾燥を防ぎながら漂白剤を密着させます。
    • 15分~30分程度放置します(カビの程度によりますが、放置しすぎるとパッキンを傷める可能性があるので注意)。
    • 時間が経ったらラップとキッチンペーパーを剥がし、シャワーで漂白剤をきれいに洗い流します。
    • 換気をしっかり行い、水気を拭き取って乾燥させます。

意外と見落としがち!ドア(扉)の通気口・サッシの掃除

ドアの正しい掃除方法が描かれている画像

浴室のドアやサッシの隙間は、ホコリや水滴が溜まりやすく、カビの温床になりがちです。

  1. 準備: ゴム手袋、マスク。
  2. 道具: 浴室用洗剤、歯ブラシ、綿棒、割り箸など。
  3. 手順:
    • 通気口やサッシの溝に溜まったホコリやゴミを、掃除機や歯ブラシで掻き出します。
    • 浴室用洗剤をスプレーし、歯ブラシや綿棒、割り箸の先に布を巻き付けたものなどで、溝の奥まで丁寧に擦ります。
    • 最後にシャワーで洗い流し、乾いた布で水気を拭き取ります。

浴槽下の排水口

排水溝の画像

浴槽の排水口は、髪の毛やヘドロ、石鹸カスが溜まり、悪臭やカビの原因となります。

  1. 手動での掃除:まずはフタやヘアキャッチャーを外し、溜まった髪の毛やヘドロをビニール手袋をはめた手で取り除きます。その後、排水口専用の洗剤や古歯ブラシを使ってヌメリやカビをこすり洗いしてください。
  2. パイプクリーナー:排水口の奥の配管も定期的に掃除が必要です。市販のパイプクリーナーを流し込み、規定時間放置してから水を流すことで、ヘドロ汚れを分解し、カビの繁殖を抑えることができます。

臭いの元!排水口・エプロン内部のヘドロとカビをごっそり落とす

排水口やエプロン内部は、皮脂や髪の毛、石鹸カスなどが溜まり、ヘドロ状になってカビや悪臭の原因となります。

排水口の掃除:

  1. 準備: ゴム手袋、マスク。
  2. 道具: 浴室用洗剤、ブラシ、またはパイプクリーナー。
  3. 手順:
    • 排水口の蓋やヘアキャッチャー、ワントラップなどをすべて外します。
    • 溜まった髪の毛や大きなゴミを取り除きます。
    • 浴室用洗剤をスプレーし、ブラシでヌメリやカビを擦り洗いします。
    • パイプの奥のヌメリが気になる場合は、パイプクリーナーを規定量流し込み、しばらく放置してから大量の水で洗い流します。
    • 取り外したパーツも同様に洗い、元に戻します。

エプロン内部の掃除: エプロンとは、浴槽の外側を覆っているカバーのことです。多くの場合、簡単に取り外せるようになっています。

  1. 準備: ゴム手袋、マスク、ドライバー(必要な場合)。
  2. 道具: 浴室用洗剤、柄付きブラシ、柄付きスポンジ、または高圧洗浄機。
  3. 手順:
    • エプロンを外します(外し方は取扱説明書を確認するか、メーカーのウェブサイトで調べましょう)。
    • 内部に溜まったヘドロや髪の毛、カビなどを、柄付きブラシやスポンジを使って洗い流します。高圧洗浄機があると、効率的に汚れを落とせます。
    • 洗剤を使用する場合は、十分に洗い流し、乾燥させます。
    • エプロンを元に戻します。

鏡のウロコ汚れとカビの複合汚れを落とすには?

窓の画像

鏡のウロコ汚れは水道水に含まれるミネラル分が固まったもので、カビとは異なりますが、ウロコ汚れがカビの足場になることもあります。

  1. 準備: ゴム手袋。
  2. 道具: クエン酸スプレー、ラップ、スポンジ、メラミンスポンジ(ウロコ汚れ用)、または市販の鏡用ウロコ取り洗剤。
  3. 手順:
    • まずは、中性洗剤で鏡表面の皮脂汚れや石鹸カスを洗い流します。
    • ウロコ汚れがひどい場合は、クエン酸スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーで覆い、さらにラップでパックします。数十分放置後、スポンジやメラミンスポンジで擦り落とします。
    • カビが発生している場合は、塩素系漂白剤を薄めた液を塗布し、しばらく放置してから洗い流します(クエン酸と塩素系漂白剤は絶対に混ぜないでください)。
    • 最後に、シャワーで洗い流し、スクイージーで水気を切ってから、マイクロファイバークロスで乾拭きすると、水垢の付着を防げます。

もうカビに悩まない!今日からできる毎日のカビ予防習慣5選

毎日のカビ予防対策が描かれている画像

せっかくきれいに掃除しても、すぐにカビが生えてしまっては意味がありません。ここでは、日々の習慣に取り入れやすいカビ予防策をご紹介します。

予防の基本!入浴後にやるべき「50℃シャワー」の効果

カビは熱に弱く、50℃以上の環境ではほとんどの菌が死滅すると言われています。

やり方: 入浴後、浴室全体の壁、床、天井(届く範囲で)に50℃程度の熱いシャワーを10秒~20秒ほどかけます。これにより、カビの栄養源となる石鹸カスや皮脂を洗い流しつつ、カビ菌を死滅させる効果が期待できます。ただし、熱湯すぎると浴室の設備を傷める可能性があるので注意してください。

水滴を残さない!スクイージーとマイクロファイバータオルの活用術

タオルの画像

カビの繁殖には水気が不可欠です。浴室内の水滴を徹底的に除去することが、カビ予防の最も効果的な方法の一つです。

  • スクイージー: 入浴後、壁や鏡、浴槽のフチなどに残った水滴をスクイージーでしっかりと切りましょう。床の水も排水口に流し込むようにすると効率的です。
  • マイクロファイバータオル: スクイージーで水気を切った後、残った細かな水滴をマイクロファイバータオルで拭き取ります。吸水性が高く速乾性に優れているため、浴室を乾燥させるのに非常に役立ちます。

「換気」の正解は?24時間換気扇はつけっぱなしが基本

浴室の換気はカビ予防の要です。最も効果的なのは、浴室換気扇を24時間つけっぱなしにすることです。

  • なぜ24時間?: 入浴時以外も、浴室には空気中のカビ胞子や湿気が常に存在します。換気扇を常時運転することで、浴室内の空気を常に循環させ、湿度を低く保ち、カビの繁殖しにくい環境を維持できます。電気代もそれほどかからない場合が多いので、積極的に活用しましょう。
  • 窓がある場合: 窓がある場合は、入浴後にしばらく開けて換気するのも効果的ですが、防犯面や外からの湿気の侵入にも注意が必要です。

シャンプーボトルや小物の「浮かせる収納」でぬめり防止

床や棚に直接置かれたシャンプーボトルや石鹸、洗面器などの底は、水が溜まりやすく、常にヌメヌメとしてカビやピンクヌメリの温床になりがちです。

浮かせる収納のアイデア:

  • ディスペンサーホルダー: 壁に吸盤やマグネットで固定できるシャンプーボトル用のホルダーを使用し、ボトルを浮かせます。
  • ワイヤーラック: シャンプーやリンス、石鹸などをまとめて収納できるワイヤーラックを壁に吊るすタイプのものに交換します。
  • S字フック活用: 洗面器や桶、掃除用具などをS字フックを使ってタオルバーなどに吊るして収納します。
  • 浴室乾燥機の活用: 乾燥機がある場合は、入浴後に洗濯物を干しながら浴室全体を乾燥させるのも効果的です。

月に一度のスペシャルケアでカビを徹底予防

日々のケアに加え、月に一度は以下のようなスペシャルケアを取り入れると、カビの発生をさらに抑えられます。

  • 防カビくん煙剤の使用: 浴室全体に防カビ成分を行き渡らせ、カビの発生を抑制します。月に1回程度の使用が推奨されています。
  • 排水口の徹底掃除: 普段の掃除では届きにくい排水管の奥まで、パイプクリーナーなどで定期的に洗浄します。
  • ゴムパッキンのチェック: ゴムパッキンのカビは特に根深く進行しやすいため、月に一度は念入りにチェックし、もし軽度のカビが見つかったら、すぐに処理するようにしましょう。

【目的別】おすすめのカビ防止グッズ|効果的な使い方と選び方

カビ防止のぐっつが描かれている画像

カビ予防をより効率的に行うために、様々なカビ防止グッズが市販されています。ここでは、目的別におすすめのグッズとその選び方、効果的な使い方をご紹介します。

手軽さNo.1!置くだけ・吊るすだけタイプの防カビ剤

手間をかけずにカビ予防をしたい方におすすめなのが、置いたり吊るしたりするだけのタイプです。

  • 特徴: 浴室に置くだけ、または吊るすだけで、カビの発生を抑制する成分がゆっくりと放出されます。交換時期が分かりやすいものが多いです。
  • 選び方: 効果の持続期間、香りの有無、設置場所の適応性(天井、壁、浴槽など)を確認しましょう。バイオ系、塩素系など成分も様々です。
  • 使い方: 製品の指示に従い、浴室の適切な場所に設置します。換気扇の近くや、水がかかりにくい場所が効果的です。

カビキラー お風呂に置くだけ防カビジェル やさしいシトラスの香り

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ファブリーズ お風呂用防カビ剤 シトラス 7mL

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広範囲を一度に!防カビくん煙剤の効果的な使い方と頻度

浴室全体を一度に防カビコーティングしたい場合に最適です。

  • 特徴: 煙状の防カビ成分が浴室の隅々まで行き渡り、カビの発生を抑制します。
  • 選び方: 効果の持続期間、使用回数(1~2ヶ月に1回など)、煙のタイプ(水を使うタイプ、直接噴射タイプなど)を確認します。
  • 使い方:
    1. 換気扇を止め、窓を閉めて浴室を密閉します。
    2. 浴室内のシャンプーボトルや小物などを浴室外に出すか、ビニール袋などで覆います。
    3. 製品の指示に従ってくん煙剤をセットし、煙が充満するまで待ちます。
    4. くん煙後、規定時間(製品により異なる)放置した後、換気を十分に行い、浴室内の水滴を拭き取って乾燥させます。
    • 頻度: 製品によって推奨頻度は異なりますが、一般的には1~2ヶ月に1回の使用が効果的です。

ルック 防カビくん煙剤 ルック おふろの防カビくん煙剤 フローラルの香り 4g

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ルック 防カビくん煙剤 お風呂の防カビ 4g×3個パック (せっけんの香り)

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気になる場所にピンポイント!カビ防止スプレー・コーティング剤

特定の場所に集中的にカビ対策をしたい場合に便利です。

  • 特徴: カビの発生しやすい箇所(ゴムパッキン、目地など)に直接スプレーして、カビの繁殖を抑える効果があります。
  • 選び方: スプレータイプ、ジェルタイプなど形状、効果の持続期間、防カビ成分の種類(抗菌、防カビなど)を確認しましょう。
  • 使い方:
    1. 事前に掃除をして、対象箇所の汚れを落とし、乾燥させます。
    2. カビ防止スプレーを均一に塗布します。
    3. 製品の指示に従って放置または拭き取りを行います。
    • 注意点: 塩素系漂白剤が含まれている製品もあるため、換気を十分に行い、目に入らないように注意してください。

カビホワイト カビ防止スプレー

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【番外編】DIYでできるカビに強い浴室リフォームとは?

DIYを表している画像

根本的にカビに強い浴室にしたい場合は、リフォームも選択肢の一つです。

  • 防カビ・抗菌素材への変更: 壁材や床材を、防カビ・抗菌加工が施された素材に交換することで、カビの付着や繁殖を抑制できます。
  • 換気扇の高性能化: より強力な換気能力を持つ換気扇に交換することで、浴室内の湿気を効率的に排出できます。浴室乾燥機能付きの換気扇もおすすめです。
  • 浴室の断熱性向上: 壁や床、天井に断熱材を追加することで、冬場の結露を抑え、カビの発生を抑制します。
  • 水はけの良い床材への変更: 凹凸が少なく水はけの良い床材にすることで、水が溜まりにくくなり、カビの発生を抑えられます。

どうしてもカビが取れない…プロの浴室クリーニングという選択肢

掃除している画像

自分でできる限りの対策をしても、頑固なカビが取れない、または広範囲にわたってカビが発生してしまった場合は、プロの浴室クリーニングに依頼することも検討しましょう。

プロに頼むメリットとは?自分ではできない領域まで徹底洗浄

プロの浴室クリーニングには、以下のような大きなメリットがあります。

  • 徹底的な洗浄: プロは強力な専用洗剤や高圧洗浄機、専門的な道具を使用し、自力では難しいカビや汚れを根こそぎ除去します。
  • 手の届かない場所の清掃: エプロン内部や換気扇の分解洗浄など、一般の方には困難な場所も徹底的にきれいにします。
  • カビの再発防止策: プロならではの知識で、カビの発生しやすい原因を特定し、予防策についてアドバイスしてくれることもあります。
  • 時間と労力の節約: 自分で掃除する手間と時間を大幅に削減できます。

浴室クリーニングの料金相場と作業内容

業者の溶菌の相場が描かれている画像

浴室クリーニングの料金は、浴室の広さや汚れの程度、依頼する業者によって異なりますが、一般的な相場は15,000円~30,000円程度です。

一般的な作業内容:

  • 浴槽内外の洗浄
  • 壁、床、天井の洗浄
  • 排水口の分解洗浄
  • 蛇口やシャワー金具の磨き上げ
  • 鏡のウロコ除去
  • ドア、窓、換気扇カバーの洗浄
  • エプロン内部の洗浄(オプションの場合もあります)

失敗しない!信頼できるクリーニング業者の選び方3つのポイント

  1. 実績と口コミ: 経験豊富で実績のある業者を選びましょう。インターネット上の口コミや評判も参考にすると良いです。
  2. 料金体系の明確さ: 事前に見積もりを提示し、追加料金が発生しないかなど、料金体系が明確な業者を選びましょう。
  3. 損害賠償保険の加入: 万が一、作業中に浴室の設備を破損してしまった場合に備え、損害賠償保険に加入している業者を選ぶと安心です。

まとめ:正しい掃除と日々の予防で、カビ知らずの快適なバスルームへ

浴室のカビは、高温多湿という環境と、皮脂や石鹸カスなどの栄養源が揃うことで発生します。これらの根本原因を理解し、適切な掃除と日々の予防を組み合わせることで、カビの発生を大幅に抑えることができます。

正しい知識と習慣を身につければ、カビに悩まされることなく、いつも清潔で快適なバスルームを保つことができます。今日からできることから始めて、カビ知らずの快適なバスタイムを手に入れてくださいね。

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