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【エアコンの掃除ってどうやるの?】
【自分でやっても大丈夫?】
アコンを放置すると、カビやホコリが溜まり、健康被害や電気代の高騰、故障の原因になることも。
でも、専門業者に頼むと費用がかかるし、自分でやるにしても、どこまで手を出していいのか不安ですよね。そんなエアコン掃除ですが、
・エアコン掃除は誰でもできるの?
・エアコン掃除の方法が知りたい!
・エアコン掃除の頻度について
という疑問を持つ方に向けて、今回はエアコン掃除を簡単にできる手順について分かりやすく解説していきます。また、業者に頼む必要がある症状についても分かりやすく紹介していますので興味がある方はぜひお読みください。
この記事の監修は

- 元某有名掃除会社8年勤務
-
元某有名掃除会社8年勤務
プロの掃除人が教える!日々の生活に使える掃除や収納のライフハックを発信しています。ぜひ参考にしてください!
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エアコン掃除は誰でもできる?

エアコン掃除は、適切な知識と道具があれば誰でもできますが、その範囲には注意が必要です。フィルターや吹き出し口といった表面的な汚れは、ご自身でのお掃除が可能です。
ですが、無理な分解や間違った方法で掃除すると、故障や水漏れ、最悪の場合は感電や火災のリスクがあります。
安全に、そして確実にエアコンを清潔に保つためには、自分でできる範囲を正しく理解することが大切です。
【徹底解説】パーツごとのエアコン掃除方法

エアコンを自分で掃除する際は、パーツごとに適切な方法で行うことが重要です。それぞれのパーツの役割と汚れやすいポイントを理解することで、より効果的なお掃除ができます。
そこで、フィルターから熱交換器まで、ご自身でできるエアコン掃除の具体的な手順とポイントを詳しく解説します。
エアコン掃除で用意するべきもの

エアコンを安全かつ効率的に掃除するためには、適切な道具を揃えることが大切です。
【掃除機、乾いた布、歯ブラシ、中性洗剤、新聞紙、マスカーテープ、バケツ、ゴム手袋】などを用意しておきましょう。
- 掃除機
- 使わない布
- 歯ブラシ【できれば】
- 中性洗剤【できれば】
- 新聞紙
- マスカーテープ【できれば】
- バケツ
- ゴム手袋
- 脚立
\プロがおすすめする掃除機/
\プロがおすすめするゴム手袋/
\プロがおすすめするバケツ/
\プロがおすすめする脚立/
エアコンを安全かつ効率的に掃除するためには、適切な道具を揃えることが大切です。
上記のものを用意し、正しく・安全に掃除を進めていきましょう。
1. フィルター掃除

フィルターは、エアコンの中でもっとも汚れやすいパーツです。このフィルターのホコリを放置すると、エアコンの効きが悪くなったり、カビの温床になったりします。こまめな掃除でエアコンの性能を保ちましょう。
【ステップ1】コンセントを抜く
まず、安全のためにエアコンのコンセントを抜きます。リモコンで電源を切るだけでは不十分です。感電を防ぐため、必ずコンセントを抜くか、ブレーカーを落としてから作業を始めてください。
【ステップ2】前面カバーを開ける

エアコン本体の前面にあるカバーを開けます。フックに指をかけ、ゆっくりと持ち上げるようにして開いてください。無理に力を加えると破損する恐れがあるので注意しましょう。
\プロがおすすめするゴム手袋/
【ステップ3】フィルターを取り外す
前面カバーの内側に装着されているフィルターを、ゆっくりと手前に引き抜きます。ホコリが舞いやすいので、慎重に作業を行いましょう。
【ステップ4】ホコリを吸い取る

取り外したフィルターのホコリを、掃除機で吸い取ります。フィルターの目に沿って優しく掃除機をかけると、効率よくホコリを取り除けます。
また、場所別でほこりを効率的に取る方法も記載していますので興味がある方は是お読みください。

【ステップ5】水洗いをする
掃除機で吸い取れない汚れがある場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗います。フィルターの裏側からシャワーを当てるように洗い流すと、ホコリが目詰まりしにくく、きれいに落とせます。
【ステップ6】完全に乾燥させる
洗い終わったフィルターは、水気をよく切り、風通しの良い日陰で完全に乾かします。カビの発生を防ぐため、生乾きのまま本体に戻さないことが重要です。
【ステップ7】元に戻す
フィルターが乾いたら、元の位置にしっかりと取り付け、前面カバーを閉じます。正しく装着されているか確認し、コンセントを差し込んで完了です。
2. 吹き出し口・ルーバー掃除

エアコンの吹き出し口や風向きを調整するルーバーは、内部に付着したカビが目につきやすい場所です。ここにカビやホコリが溜まると、エアコンから吹き出す風に乗って部屋中にカビの胞子が拡散されてしまうため、定期的な掃除が欠かせません。
安全のため、まずエアコンのコンセントを抜いて、完全に電源が切れていることを確認してください。感電や故障のリスクを避けるために、必ず最初にこの作業を行います。
【ステップ1】ルーバーを動かす
ルーバーは手で優しく動かして、掃除しやすい角度に調整します。無理に力を加えると破損の原因になるため、ゆっくりと慎重に行ってください。機種によってはリモコン操作で開くことも可能です。
【ステップ2】汚れを拭き取る
中性洗剤を薄めた水を布に染み込ませて固く絞り、ルーバーや吹き出し口の奥を丁寧に拭き取ります。割り箸に布やウェットティッシュを巻き付けた自作の掃除棒を使うと、手の届きにくい隙間まで掃除できます。
【ステップ3】仕上げの乾拭きをする
拭き掃除が終わったら、乾いた布でしっかりと水気を拭き取ります。水分が残っているとカビが再び発生する原因になるため、念入りに乾拭きすることが重要です。
【ステップ4】送風運転で乾燥させる
最後に、コンセントを差し込み、送風運転を30分~1時間ほど行って内部を完全に乾燥させます。これにより、カビの再発を予防できます。
3. 熱交換器掃除

熱交換器は、冷たい風や温かい風を作り出すエアコンの心臓部です。ここにホコリやカビがたまると、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、異臭の原因にもなります。
自力で掃除する際は、無理のない範囲で行いましょう。
ホコリを吸い取る
熱交換器の表面に付着したホコリを、掃除機のブラシノズルを使って優しく吸い取ります。アルミフィンは非常に薄く、力を加えるとすぐに曲がってしまうため、絶対に直接掃除機の先端を当てず、そっとブラシで撫でるようにしてホコリを取り除きましょう。
専用スプレーで洗浄する

市販のエアコン洗浄スプレーを使うことで、ある程度の汚れは落とせます。スプレーの注意書きをよく読み、電装部分に液がかからないように注意しながら、アルミフィン全体に均一に吹きかけてください。
スプレーに含まれる洗剤が汚れを浮き上がらせ、そのままドレンパンに流れていきます。
内部を乾燥させる
洗浄スプレーの使用後、エアコンを送風運転で30分から1時間ほど稼働させて、内部をしっかり乾燥させます。水分が残っているとカビの再発につながるため、この工程は省略せずに必ず行ってください。
ただし、スプレーで落ちない奥の汚れはプロの分解洗浄でなければ除去できません。不安な場合は無理せず専門業者に依頼しましょう。
4. 本体カバー・その他パーツの掃除

すべてのパーツが完全に乾いたことを確認したら、元の位置に正しく取り付けます。
最後にコンセントを差し込み、エアコンが正常に作動するか確認して完了です。
エアコン掃除しないと起こる事3選

エアコンは動いているから大丈夫と、掃除を怠っていると様々な問題を引き起こします。
汚れを放置することは、目に見えないところで健康や生活に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、エアコンを掃除しないことで起こる具体的なリスクを3つご紹介します。
1.健康被害のリスク
エアコンを掃除しないと、内部に溜まったカビやホコリが原因で、様々な健康被害を引き起こす可能性があります。
難しく考えなくても、以下のポイントを理解するだけで、そのリスクを避けることができます。
- カビやホコリが原因で体調が悪くなる
エアコン内部は湿気が多いため、カビが繁殖しやすい環境です。
このカビやホコリが、エアコンの風に乗って部屋中にまき散らされます。 - 特に小さな子どもやアレルギー体質の人は要注意
免疫力が低い小さなお子さんや、もともとアレルギーを持っている人は、
より体調を崩しやすいです。 - 風邪を引きやすくなる原因にも
カビや雑菌が繁殖した空気を吸い続けることは、体に負担をかけます。
これが原因で、風邪を引きやすくなることもあります。
エアコンを清潔に保つことは、家族みんなが健康に過ごすためにとても大切なことです。
2.電気代の高騰
エアコンの掃除を怠ると、電気代がいつの間にか高くなってしまうことがあります。これは、エアコンの内部が汚れることで、本来の性能を十分に発揮できなくなるためです。
フィルターが詰まると、エアコンは同じ量の空気を吸い込むためにより大きな力を使わなければなりません。
その結果、設定温度に達するまでに余計な電力を消費することになり、電気代が高くなってしまいます。
3.エアコンの故障・寿命短縮
汚れが溜まったエアコンは、モーターに余分な負荷がかかり、部品の劣化を早めます。特に、熱交換器の目詰まりは、内部に水分が溜まりやすくなり、水漏れや故障の原因となります。
エアコンは精密機器のため、一度故障してしまうと高額な修理費用がかかるだけでなく、最悪の場合は買い替えが必要になることもあります。
エアコン掃除の頻度について

エアコンを常に快適な状態に保つためには、パーツごとに適切な頻度で掃除を行うことが大切です。汚れやすい箇所とそうでない箇所を見極め、メリハリのある掃除を心がけましょう。ここでは、特に重要なパーツの掃除頻度について解説します。
フィルター:2週間に1回
エアコンフィルターは、室内の空気を吸い込む際にホコリやゴミをせき止める役割を果たしているため、もっとも汚れやすい部分です。
そのため、2週間に1回は掃除機でホコリを吸い取る、または水洗いをするのが理想的です。特にエアコンを頻繁に使用する季節は、よりこまめな掃除を心がけましょう。
吹き出し口:1ヶ月に一回
吹き出し口やルーバーは、エアコンの内部に発生したカビが風に乗って拡散されるのを防ぐため、定期的な清掃が重要です。
カビは湿気のある場所に発生しやすいため、吹き出し口も例外ではありません。1ヶ月に1回を目安に、中性洗剤を薄めた水で拭き取るなどして、汚れが定着しないようにしましょう。
自分でエアコンを掃除する時の注意点

エアコンは精密機器のため、掃除する際にはいくつかの注意点があります。誤った方法で掃除すると、故障や事故に繋がる危険性があるため、必ず以下のポイントを守りましょう。
安全かつ効率的に掃除を済ませていきましょう。
感電リスクを避ける
エアコン掃除で最も注意すべきことは、感電のリスクです。作業前には必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜くことを徹底してください。リモコンで電源を切るだけでは、待機電力によって内部の電気回路に電気が流れている可能性があります。
コンセントが抜けない場合は、ブレーカーを落とすことで、感電のリスクを完全に排除できます。また、濡れた手で作業しないこと、電装部分に水をかけないことも重要です。
水濡れ・汚れ防止
エアコンは壁に設置されているため、掃除の際に汚れた水が壁や床に垂れてしまうことがあります。特に、内部の熱交換器を掃除する際には、汚水が大量に流れ出る可能性があります。水濡れや汚れを防ぐために、掃除前にエアコン全体を養生することが不可欠です。
本体の下にゴミ袋などを広げ、汚水を集めるための通路を作り、バケツに受け止めるように工夫しましょう。マスカーテープや養生シートを準備しておくと、スムーズに作業ができます。
故障を防ぐための無理な分解は厳禁
エアコンを隅々まで掃除したい気持ちはわかりますが、無理な分解は絶対にやめてください。
フィルターや本体カバーなど、取扱説明書で取り外しが推奨されているパーツ以外は、安易に分解しないようにしましょう。
【プロ御用達】エアコンを清潔に保つ方法

日々の少しの心がけが、エアコンを清潔に保ち、カビやホコリの蓄積を防ぐことにつながります。ここでは、専門家も推奨する、エアコンをきれいに保つための効果的な方法をご紹介します。
カビを寄せ付けない運転モードの使用
エアコンを冷房運転すると、内部で結露が発生し、カビが生えやすい環境が作られます。冷房を使った後は、そのまま電源を切るのではなく、内部クリーン運転や送風運転を30分〜1時間ほど行うことを習慣づけましょう。
これにより、エアコン内部の湿気を取り除き、カビの発生を抑制することができます。送風運転機能がない機種の場合は、設定温度を一番高くして冷房運転を行うことでも、同様の効果が期待できます。
室内換気
エアコンを使用する際は、定期的な換気が非常に重要です。換気をすることで、室内にこもった湿気やホコリ、そしてカビの胞子を屋外に排出できます。特に、冷房運転時は窓を閉め切ることが多いですが、1日に数回、数分程度でも窓を開けて換気を行いましょう。
室内の空気が循環し、エアコン内部の汚れも溜まりにくくなります。また、お料理などで油汚れが舞いやすい環境でエアコンを使用している場合は、こまめな換気が特に大切です。
市販の防カビ・抗菌アイテムを使う
エアコンの掃除後や、普段のお手入れの一環として、市販の防カビ・抗菌アイテムを使用するのもおすすめです。スプレータイプのものは、掃除が完了した熱交換器やフィルターに吹き付けることで、カビの発生を一定期間抑制する効果が期待できます。
ただし、これらのアイテムを使用する際は、必ず製品の使用方法をよく読み、正しく使うことが大切です。
エアコン掃除でプロに依頼するべき状態・症状

自分でできる範囲の掃除だけでは改善が見られない場合や、深刻な症状がある場合は、迷わずプロに依頼するべきです。専門家による徹底したクリーニングは、エアコンの性能を回復させ、安全を確保するために不可欠です。以下のような症状が見られる場合は、プロの助けを借りる時期です。
異臭が消えない・カビ臭がひどい場合
フィルター掃除や内部クリーン運転をしても、カビ臭いニオイが消えない場合は、エアコン内部の奥深くにカビが大量に繁殖している可能性が高いです。
プロに依頼すれば、専用の洗剤と高圧洗浄機を使って、内部のカビや汚れを根こそぎ洗い流してくれます。不快なニオイを根本から解消するためには、プロの分解洗浄が最も確実な方法です。
また、下記の記事では、カビに特化したエアコンの掃除方法を記載していますので興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

冷暖房の効きが明らかに悪い
以前よりも冷えにくくなった、あるいは暖まりにくくなったと感じる場合は、エアコン内部の汚れが原因で熱交換器が目詰まりしている可能性が高いです。ホコリや油汚れで目詰まりした状態では、エアコン本来の性能を発揮できず、無駄な電力を消費してしまいます。
プロのクリーニングは、この目詰まりを解消し、エアコンの効率を劇的に改善させます。その結果、電気代の節約にもつながります。
内部に黒いカビや汚れが広範囲に見える
吹き出し口の奥や、フィルターを外した熱交換器に、目視で黒いカビやホコリが広範囲に付着している場合は、プロのクリーニングが必要です。こうした汚れは、市販の洗浄スプレーでは完全に除去することが難しく、かえって汚れを奥に押し込んでしまうこともあります。
プロの業者は、分解洗浄によって手の届かない場所の汚れまで徹底的に除去するため、エアコン内部を新品同様の状態に近づけることができます。
エアコンに関するよくある質問

エアコンに関する疑問は尽きないものです。エアコンから水漏れがするときの対処法やわからないことばかりです。
多くの方が抱くエアコンの掃除やトラブルについての質問にお答えしますので興味がある方はぜひお読みください。
お掃除機能付きエアコンは本当に掃除不要?
決して掃除が不要というわけではありません。お掃除機能がしてくれるのはあくまでフィルターのホコリ除去のみで、熱交換器やファンに付着するカビや汚れまでは掃除してくれません。
エアコンから水漏れがする原因と対処法は?
エアコンから水漏れがする場合、主な原因として詰まりが考えられます。ドレンホースは、エアコン内部で発生した水を外に排出する役割を担っていますが、ここにホコリや泥などが詰まると、水が逆流して室内へ漏れてしまうのです。
応急処置として、運転を停止してコンセントを抜く、ドレンホースの先端を軽く叩いて詰まりを解消してみるなどの方法がありますが、プロの業者に依頼して高圧洗浄などで詰まりを解消してもらう必要があります。
エアコンの嫌なニオイを消すには?
エアコンから嫌なニオイがする場合、そのほとんどは内部に繁殖したカビや雑菌が原因です。応急処置として、まずはフィルターや吹き出し口の掃除を行い、その後送風運転や内部クリーン運転を数時間行うことで、内部を乾燥させてニオイを軽減させることが期待できます。
しかし、ニオイが取れない場合は、カビが奥深くまで繁殖している証拠です。根本的にニオイを解消するためには、プロの業者による徹底した分解洗浄を検討しましょう。
最後に

エアコンの掃除は、快適な空気環境を保つために欠かせない作業です。ご自身でできる範囲の掃除とプロに任せるべき範囲を正しく見極めることで、安全かつ効果的にエアコンを清潔に保つことができます。
このページでご紹介した掃除方法や注意点を参考に、ご自宅のエアコンをこまめにお手入れしてみてください。
それでも解決しない、あるいは専門的な知識が必要だと感じた際は、迷わずプロの力を借りることをおすすめします。